読む・観る・聴く
一昨日の夜遅くから、実家に帰ってきております。例年と比べて雪が少ないのはお正月に帰省した時に感じていましたが、本当に少ない!中学生・高校生のころの卒業式、3月17日前後は吹雪いたりしてたのに・・今年は、すでに、北国にも春が訪れていました。今回の帰省で、スキーをしよう。と思い描いていたのですが、今回は断念。雪も少ないし、直前になって、あまり乗り気ではなくなってしまいました。東京を経つ時に「今回の帰省ではのんびりしよう。」「だらだらしよう」「自分のおうちで、自分のお部屋で、大の字になってぼーっとしよう」と決めました。で・も・帰ってくると、そうそう思い描いた時間は過ごせないもので、なんとなく早く起きないといけない気持ちになり、時間があるのなら、お料理習いに行こう。。と、お料理教室に行ってみたり、東京では後回しになっていたお買い物をしたり・・。そんな中でもできたこと。大好きな映画を観ること。元気な音楽を聴くこと。泣ける本を読むこと。それがすべて、1日でできました。映画「Love Actually」。何度観ても、だいすき。DVDも買ってしまった・・・。ひとりひとりの幸せの在り方、そして、愛することのすばらしさを実感できる映画。どんな状況でも、自分に正直に、まっすぐに生きていれば、幸せを見つけられるんだと信じられる映画。観たことのない方はぜひ。元気な音楽。どんな時にもがんがんとエネルギーを与えてくれる音楽。大黒摩季。彼女の曲には沢山の感情と、悲しみと、でも最後には立ち直って、前を向くプラスのエネルギーが溢れています。あのがんがんさは、弱ったときにはきついかも・・なんて思ったこともあったけど、弱った時こそ大黒摩季。自信がなくて、打ちのめされそうになっても、自分を奮い立たせているんだと思う。自分を信じることの大切さを教えてくれる彼女の曲は最高です。そして、本。本は、どれも書いた人のエネルギーが宿っているから、本屋さんに行って、何となく手にとった本、ぱらぱらとめっくった本が運命。今日手にとった本は、それこそ私が高校生のころにたまたま本屋さんで手に取って、読んだ「心にしみるいい話」。18歳の私は、「なんてくさい題名なんだ!」と思いながらも、ぱらぱらとめっくっているうちにぽろぽろ涙が出てきた本。もともと北海道新聞社発行の本なので、東京では発行されていないのかも・・今日本屋さんで「心にしみるいい話7」を発見。わー、懐かしい・・・と手にとってぱらぱら。。18歳のころの私に戻ってしまっていました・・。視界がぼやけてきてしまいそうに・・。速読の私は、その場ですべて読んでしまうのはもったいないので、丁寧に本を手にとって、きれいにカバーをかけてもらい、大通り公園を見渡せる喫茶店でゆっくりと、本を読みました。その間、何度泣いたのか・・。観ること・聴くこと・読むこと。大切なことを思い出させてくれること。傲慢になっている自分、世間の価値観というものに縛られていた自分、意地悪な自分、身勝手な自分恥ずかしい気持ち。品性のない行動は慎まないといけないな・・・と気づいたこと。スキーはできなかったけれど、スキーと同じくらい、それ以上に自分と向き合える、きらきらした時間を過ごせた帰省でした。明日東京に帰ります。この気持ちを忘れずに、謙虚に、やさしい私でいようと思います。