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September 11, 2012
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カテゴリ:ただの日記
東京、上野の科学なんとか博物館?で催されている博物館に行ってきました~^^

元素をひとつひとつ、それがどんな仕組みで成り立っているか、どういう人が発見したか、その元素の特徴を取り上げ、社会でどのようなものに利用されているかを示されており、しょせん子供向けの簡単なものだろうと思って軽い気持ちで行った自分が恥ずかしかった…orz

それくらい、化学を勉強している身からしてもすべてを見終わったときにはかなりの疲れがたまっていました。


これを機に、日本の子供たちの化学への興味を抱かせ、疑問を抱かせ、化学界の活性化へとつながってほしいですね。



私がまだ学部2年のころ、うちの研究室の元ボスがまだ現役で、授業中の講義でこんなことを言ってました。
科学技術も徐々に発達している中国・韓国に、あと10年で日本は抜かれる。
日本の10倍もの人口が研究しているから。
日本人の科学者一人が一日で一つの検討を仕込んでいる間に、向こうでは10個の検討がなされている。これは時間の問題だ。
だからこそ、これからの日本は研究者・技術者ひとりひとりの質で勝負をしていかなければならない。
それを念頭に置いたうえで、同じ時間をいかにして使うか、各々考えてほしい。



不況が続く日本は、今や優秀な人間を集めることすら難しく、研究に限らずどの分野においても優秀な人ほど海外からスカウトされ、向こうで活躍する傾向がある。らしい。
それ故にどんどん日本の企業は衰退し、ますます不況に陥るという悪循環。

親と日本の社会によって育て上げられたおかげで今の自分があるというのに、それを大人になって社会に還元しなければならないのに、どちらかというと国民性を疑うような行為なので、そんな人はさっさと出て行ってくれて構いません。が。

少なくとも、戦後の落ちこぼれた日本を立て直した先人たちに、申し分がたたないと。

修士に上がり、実験の腕も知識も少しは身についたかな、という今にして思えば、先人たちがどれほどの努力で、今の理論や、実験や、測定機器を築き上げてきたか、それを考えると頭が上がらず、ただ有名大学に行っているというだけで驕り高ぶっていたかつての自分が悔やまれてなりません。

今からたった数十年前まで、彼らは何も知らなくて、道具も何もなくて、すべて手作業で行っていました。
蒸留セットなんてものはなかったので、うちの先生が若い頃は蒸留したい量に応じて手作りでガラス管を作製していたそうです。
もっと昔にさかのぼると、物質の危険性が認知されていない時代では、試薬が手に触れただけでお亡くなりになった方もたくさんいらっしゃいました。
X線の発がん性が知られておらず、測定を繰り返して亡くなった方もいました。

そういう人たちのおかげで、完璧にとはいえないけれど、安全な研究が行えていて、のうのうと生きてられるということを、今の世の中の研究者はちゃんとわかっているのかな。

それをわかっていたら、知っていたら、今がどれだけ甘く優しいものか、身に染みてわかります。

コアタイムが12時間できつかろうと、周りに同情されるほど、私は今の自分に満足したり、疲れたと弱音を言いたくない理由はそこにあります。
実際、そんなきつくないし。




昔、先輩の就活の面接練習を見に行っていた頃、「社会に還元する」というワードがよく挙げられていましたが、今になって、その重要性がわかります。
義務教育や社会保障、様々な補助によって助けられている分、今度は自分が恩返しをする番なのだなぁ、と。

だから、よく周りでは早く結婚して専業主婦になりたいという子もいるけれど、おいおいおい、と思ってしまいます。





最近になって、ようやく自分のやりたいことが見えてきました。
本当は海外の大学でドクターを取ってポスドクもそこで過ごして、それから研究者・教育者として日本に戻って来たい気持ちでいっぱいなのですが、多分そんなことをしたら親が泣いてしまうので

将来誰にも迷惑をかけない方法で、その夢がかなえれればなぁと思ってます。


やっぱり優秀な人は優秀な大学に集まるので、言語が通じ文化がわかり合える日本の大学でぬくぬくと研究するのも良いけれど、いずれどの研究者も、アカデミックを目指すものは海外でポスドク時代を過ごす理由は、そこなのかなあと思いました。
今こうして有名な何とか教授や何とか先生と呼ばれるような人たちは、誰もが向こうでもまれて、様々な面で強くなって帰ってきた人たちだからなのかな、とか。





あと、今更だけど、いつか時間ができたら、単離やりたいな(笑)
最近海洋天然物がはやっているらしく、(なんかスキューバーの技術が上がったとかなんとか。よく知らんが)どこの大学もなぜか沖縄に高跳びしている模様。


ハーバードかケンブリッジか忘れたけれど、K先生(たぶん今は名誉教授)の研究室では単離も合成もすべて一貫して行っているらしく、すごくその研究室に行きたい。単離の知識ゼロだけど。


ただ私たちのように安い原料から中間体を介して作っている合成屋とは違い、単離屋さんって、常に生理活性をもつ物質を扱っているわけだから、常に何かしらの危険があると聞いたが、本当なのだろうか。
カラム中、急に手が痙攣し始めたり、催涙性なんてしょっちゅうかもしれない。(勝手なイメージ
単離って怖い。



おわりー。





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最終更新日  September 11, 2012 09:59:53 PM


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