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関西でも、しびれくらげやで

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2008.07.28
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見てきました。スタジオジブリレイアウト展。


「ジブリの絵職人 男鹿和雄展-トトロの森を描いた人。」にえらく感動したため、
とにかく楽しみにしてはや幾月・・・

男鹿和雄展はものすごい人気で、
東京都現代美術館は外に車がずらーっと並び、
中に入ったら2時間待ち、という状況だったため
今回は時間を区切っての事前予約制。

チケット発売初日にローソンで購入したのはいつだったか・・・

今回はレイアウト展ということで、
名シーンの数々が生まれた瞬間に立ち会える貴重な経験でした。




レイアウトは、企画→絵コンテの次に作られるアニメーションの設計図。


photo02.jpg

これはアニメにすると5秒のシーンの設計図。(右上にTIME5って書いてある)

苔をぼーっと光らせる、見たいな駿監督からの指示が書いてあります。



photo01.jpg

これは、カメラワークが書いてあります。


駿監督が自ら書いたレイアウトもあって、
背景は1コマ何ミリで右に動かす
みたいな指示が一つ一つ細かく書き込まれてます。

たまに、「森の描写は●●さんよろしく!駿」
みたいな丸ぶり指示があったりして、
スタジオジブリの仕事場が垣間見れたり。


このレイアウトからアニメを作っていく手法はジブリ独特の手法で、
未来少年コナンとかの週一アニメでもちゃんとこの手法で作られています。

2秒とか5秒のシーンで、これだけ精密な絵を描いて指示をだす、
ということは、2時間映画ではどれだけの作業量か・・・

長編のもののけ姫は1700枚も書いたそうです。
そのほかで1000~1200枚くらい。


宮崎駿は天才というより、超人だな、と思いました。

この作業量はおかしいよ。





それで、崖のポニョを考えると、
はっきり言うと、
あの映画は、
ものすごいです。


もともと子供向けに作られたから、
トトロみたいな郷愁感もなく、
ナウシカのようなワクワクもなく、
耳をすませばのドキドキもなく、
紅の豚への憧れみたいなものもない。


ポニョは、動く絵本。

この一言につきる。



男鹿和雄展、レイアウト展と見て、
ジブリ映画が出来るまでに相当詳しくなったのですが、

あれだけ1シーンでたくさんのものが動きまくるのは、
本当にすごいこと。

海の中の描写も綺麗だけど、
主人公に迫る黒い海に抱く恐怖感なんかは、
ジブリ映画のアニメーションの真骨頂。

子供向けなのに、ちょっと怖い。


ストーリーとかだけで酷評されたりしてるけど、
あの映画に過去のジブリ映画で得られた感動を求めちゃいけなくて、
過去30年あまりにわたって培われた、

「ジブリアニメーション技術の集大成」

として見ると、あの映画は「ものすごい」のです。



ただ、
駿さんが現役のうちに、
もう一度大人に向けた映画を作って欲しい、というのも本音。


ですが、
公開初日、ポニョを見た後は、
「あと3作品くらい作って欲しいねー」
とか簡単に言っていたけど、
レイアウト展を見た今、

「なんとか、もう一作品・・・駿さん、がんばってください」

という感じです。


それまでには、何かしらで関われるようになりたいなぁ。

人生の隠れ目標は、

「ジブリ映画のエンドロールに名前を載せる」

なので。


今回ポニョの主題歌を歌った博報堂社員、

あんた最高に、うらやましいぞ!!








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Last updated  2008.07.29 02:13:38
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