私がMoney Forwardの有料プランを使い始めたのは、2016年3月のことでした。
1ヶ月無料のお試しキャンペーンで登録して、とても気に入ったので、2016年4月からは月額500円を支払って有料プランを利用することに決めました。
月額500円、年額6000円。
Amazon Primeよりちょっと高いくらい。
コストに対し、サービスの内容には充分に満足しています。
使い始めて間も無く2年。
他にもっと良いサービスが現れない限りは、今後も利用し続けていくつもりです。
この記事では、Money Forwardを実際どのように使っているか、どういうところが気に入っているかを中心にまとめてみます。
それでは最初に。
Money Forward って?
最近はCMなどで知名度も上がっていますが、アカウントアグリゲーションの1つです。
では、アカウントアグリゲーションとは?
wikipediaでは、
"インターネットバンキングなどに預金者が保有する、異なる金融機関の複数の口座の情報を、単一のコンピュータスクリーンに集約して表示するサービスの総称"
と定義されています。
現在我が家では、家族3人合わせて、これだけの口座を管理しています。
銀行:13
証券会社:3
クレジットカード:13
電子マネー:7
ポイントサイト:5
ネット通販:8
それぞれ残高を確認したり履歴を見るためにログインしていたら大変です。
それを全て1スクリーンに集約してくれるのが、Money Forwardです。
便利ですよね。
Money Forwardは無料でも使えますが、色々と機能制限があります。
登録できる口座数も、無料だと10件まで。
有料プランにすることで、全ての口座を登録でき、更に自動更新してくれるようになります。
口座を登録してあとは放っておけば、大方の入出金履歴が整うので、すごく楽!
こうやって丸投げするには、持っている「全て」を登録することがとても重要です。
アカウントアゲリゲーションも色々使いましたが、私の希望全てを登録できたのは、Money Forwardだけでした。
対応する口座の多さは群を抜いており(登録可能サービス数は現在2656!)、それでもなお着々と増え続けているのが素晴らしいです。
Money Forwardを更に便利に利用するために、こんな工夫もしています。
* 金融機関はダイレクト利用手続きをするなどし、全てネット取引可能な状態に。
* 店舗での買物は、現金ではなく電子マネー、クレジットカードで支払う。
とにかく自動でお金の動きを取り込んでもらいたい!
そのために、私の生活をMoney Forwardに合わせちゃってますね...。
でも、それで便利になるんだからいいんです。
利用してみた感じでは、以下のような方に親和性の高いサービスだと思いました。
* 複数のネットバンクに口座がある
* ネット通販(Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングなど)をよく利用する
* 電子マネーを利用する
* クレジットカードを利用する
* 投資をしている(株、投資信託等)
* 家計簿は面倒だがお金の出入りは把握したい
家計簿...
家計簿ね...(溜息)
思えば、今まで色々な家計簿を試してきました。
手書き
エクセルで家計簿自作
家計簿アプリを利用
ネットバンクのアカウントアグリゲーションを利用 などなど
私は、「家計簿をつける、電卓叩いて計算する」というのが猛烈に苦手です。
せっせと電卓叩いて結局収支が合わないときのガックリ感...そして、やーめた!となります。
カード払い全盛の現代社会で、収支を合わせるなんて不可能だということを悟り、支出だけを管理しようとしたこともあります。
でも、そうすると今度は最後に計算するという緊張感がなくなり、記録漏れが増えます。
記録漏れだらけの支出リストなんて何の役にも立たないので、やーめた!となります。
じゃあ、残高だけ見てたら良いんじゃないの、ということで、ネットバンクのアカウントアグリゲーションに手を出すも、私が利用中のサービス全てを登録できるものはありませんでした。
サービス対象外のアカウントは存在までも忘れる始末。
で、最終的には、
全アカウントをエクセルに書き出し、給料日に全アカウントの残高を記録、合算する。
という管理方法に落ち着いていました。
この方法の利点は、以下3つ。
記録は月に1回だけ、手間いらず。
合算は自動。(最初にフォーマットを作り数式を入力しておきます。)
大まかな家計把握は可能。(総残高が増えたか減ったか程度)
これは、私が自力でできる中では、最高のお金管理法だと今でも思ってます。
だからこそ、Money Forwardを使い始めてからも、これだけは続けています。
しかし、この方法にも欠点が。
それは、実際の支出は丼勘定だということ。
カードの引落しは時差があるので、大きな出費の1-2ヶ月後に残高ががくんと減ったりします。
最近残高増えないな、減ってるな、と思っても、カードの支払いタイミングが重なっただけなのか、収入の割に使い過ぎなのか、よく分からない。
そんなの気にしない、1年単位くらいで見て減ってなきゃOKくらいの感覚なら、この方法はすごく良いと思います。
でも、私は「何にどれだけ使ってるのか」にすごく興味がありました。
だから、これまで色々な家計簿その他に挑戦しては玉砕してきたわけです。
ついに、Money Forwardを使って、概ね全ての支出を管理できるようになったのです。
(自販機や駐車場等の小銭支出は記録漏れもありますが、その程度です。)
Money Forwardで我が家の全支出が明らかになった結果、私の予想していた内容とは全然違っていました。
予想より多かったのは、食費、日用品。
食費は意外と珈琲やジュースなどの飲み物代が多く、
日用品は長く使えるものを選びたいという思いが強く良いものばかりを買い過ぎていました。
車代も保険や税金を含めると想定以上でした。
毎月発生するわけではない医療費や衣服代は年額で見ればあまりかかっていないことも判明。
その結果を見てどうするわけでもないのですが、状況を把握しているだけで、自然と使いすぎなくなるものです。
有料プランの利用料の元は、余裕で取れてると思います。