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てまり - ねこ の独り言

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2003年09月28日
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カテゴリ:過去
実を言えば、学校生活より塾で学んだ方が多かったような気がする私です。
小学校1~3年の時も先生との相性が悪く、自分自身の病気と言うこともあり、ほとんど行きませんでした。
しかし、この時期の学習は、本当に基礎の基礎。
母は私の勉強を見る余裕が無かったので、母の知り合いであり、塾を経営している方にお任せでした。

とてもユニークな勉強法をいろいろと教えていただきました。
例えば漢字の書き取り練習。

私は問題集を見ながら何で10回も書かないといけないのか、それでも覚えられない。と、ブツブツ言っていた時に、読むのは好きなことを知っている奥様は、1冊の本を持ってこられて、これ読んでみない?と言われました。

普段、本を読み始めたら止まらないので、今読んでよいのか?と聞けば、そうだと言う。そして、数ページ読んでいたら、おもしろい?と聞かれ、はい。と答えたら、その本を全部ノートに書き写しなさい。と言われた。もう、 え゛!?でした。

数日かかって全部書き写し、出来ました。と見せれば、ぱらぱらとノートをめくり、よく頑張ったわね。といわれ、漢字のテスト用紙を取り出し、これやってみて。と言われる。
その時は訳がわからずやっていたことだが、1発で満点。

つまり、単調な書き取り練習を いやいや やるよりも、面白い本を書き写す。同じ漢字が何回出てくるかわからない。しかし、面白いから読みたい一心でする。ついでに中身も全部覚えてしまう。
一石二鳥どころか三鳥にも四鳥にもなる勉強法でした。

そして、外国人による英会話教室もこの先生が経営していた物だったのです。昭和45年ごろから(私が知る限り)なので、当時としては画期的なものでした。

さて、中学校1年の夏休み、この塾長先生より、合宿のお誘いが・・・
一週間を1期として2期間行うとの事。
参加は自由で、その間に学校の宿題を片付けることも可能と言われました。また、朝8時に会場へ付、夜8時まで参加し、家へ帰ると言うのもOKでした。母は、1期間だけ許可してくれました。

参加してみれば、参加者の半数が楽器を手に参加。
最初理解不能でした。また、市内からの参加者は少なく、多くは県内全域からの参加でした。

その塾は、進学コースも設けていましたが、多くの人が塾長のユニークな教育方針が好きで・・・という人が多かったのです。
また、この時、初めて知ったのですが、私が通っているM中学、そして多くの人が進学校として選ぶI高校の初代の吹奏楽部を作った人だったのです。当時は部活として認められず、同好会だったようですが。

そして、塾長の話によれば、今の中学・高校の吹奏楽部はポップスを演奏。これでは・・・クラシックをやらないと・・・というお話。OBとして非常に残念との事。

既に私が吹奏楽部へ入っていることを知っている先生は、私にこの塾で作っているサークルへ入らないか?と言ってくれました。
私は一言、吹けない。これしか言う事が出来ませんでした。

そうしたら、いきなり、自分の楽器を持ってこられ(なんと、バリトン!私が学校で使っている物よりは、少し大きかったですが)
私に、マウスピース(歌口)を洗ってくるようにと言われ、その間に譜面台を用意され、私に吹きなさいと言われてしまいました。

楽譜は2声の物。AとBどちらを?と聞けば、(Aがメロディ、部活だったらホルン、Bは引き立て役、普段私が吹いているほう)
まずはAを。と言われる。当然いつも吹く量の2倍以上はある。

そして、クラシックもピアノ曲ならある程度は弾いた事が無くても聞いたことくらいはあるが、吹奏楽のクラシックは聞いた事も無い。つまり、初見(初めて見た楽譜を、即演奏)だったのです。
ちょっと待ってと言い、楽譜を見ながらまず歌い、メロディーを確認。

そして吹き始めました。半分ほど吹いたところあたりから、音程がわずかに狂いだすのを感じた時、ストップがかかり・・・
先生は、なぜ、私が吹けないと言ったのか、全てを理解されたようです。

そして、みんなで、1曲吹くからその間は休憩するようにと、ほぼ命令形。

合宿の間、先生の楽器を借り、1曲吹いては、1回休憩のペースで吹いていました。少しずつ、長い時間吹けるようになるのも感じられました。

そこで、先生よりバンドへの参加のお誘い。ここなら、部活のように無理な事は言わないし、自分のペースで休みながら出来るから。とのこと。ただし、楽器は自分で・・・と言うのが条件でした。
また、市で行う、市民音楽祭への参加も決まっていました。

しかし、母は・・・反対でした。
先生より、呼吸器の良いトレーニングになるから・・・
と母へも話をしてくれましたが、私の部活の現状をよく理解していなかった母は(別の理由があったのかも知れませんが)参加を認めてくれませんでした。





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最終更新日  2004年08月12日 22時01分50秒
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