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2011年09月22日
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昨日は台風襲来
久々に勢力が強いまま列島縦断していった 地元に最接近したのは 22時少し前 それまでものすごい風と雨がこれでもか！と言うほど、空から降り注いでいた 東日本大震災で被災し、未だに修繕がされていない(予定では９月中に施工）築丸９年の我が家が揺れて軋む音を聞く度に、私の心も不安で大きく揺れ動いていたのだった そして、どうにか地元を台風が通過 予想していた吹き返しの強風も大雨もなく、それまでの凄まじく荒れていた夜は 一転 静寂が漂う穏やかなものとなった ホッと安心し、冷えた心と身体を温めるべく入浴開始… その瞬間だった 時計代わりに浴室に持ち込んでいる携帯から けたたましく鳴り響いた緊急地震速報 えっ？ と思った瞬間 ゴゴッと地鳴りが聞こえ かなり大きな横揺れが… 一瞬 頭の中が真っ白になった 寝ている家族に知らせなきゃ 起こさなきゃ でも声が出ない 動悸が酷く、自分の心臓の音だけが頭の中に響いて… 結局、それはものの一分もしない時間の中での出来事で、結局被害も何もなく、計測された震度も 余震慣れしたものよりずっと低い数値だったけど… その後も私の動悸は止まることなく、結局朝までそれは続いたのでした 当然ながら、朝からテンション下がりっぱなし 気分はブルー ってなわけで、薬も切れることもあり 急遽心療内科へ行くことを決めた私 ほどなく職場へ その旨の電話を入れたのだった 慌ただしい朝の時間が、息子たちを送り出した後は一転 静かでゆっくりと過ごせる時間に変化した こんな日もいいなぁ 一人の時間ってこんななんだぁ ゆっくりと朝食を食べ、滅多に見ることがない朝のワイドショーを約30分楽しむことが出来た 偶然得られたなんてことはない時間 だけど、今の私には新鮮だったし 嬉しい一時となった ほどなく心療内科へ向かった私 通勤ラッシュが終わった空いた国道を 開け放した車窓からはいる台風一過の後の爽やかな風を感じながら 気持ちよく運転していた こんな風に感じるのも 考えてみれば久々だな…と いろんな意味で、私は余裕が亡くなっている・いたんだと しみじみ実感した 到着した病院はほどほどの混み具合だったが、それほど待たずに名前を呼ばれた 主治医は、私より少し年上の女医さん その優しい静かな語り口 カウンセリングぶりに 前回初診で来た時、かなり衝撃を受け 同時に心酔した次第 その前まで行っていた向かいにある有名どころらしい心療内科の男性医師とは 雲泥の差の対応だった 今日も先生の姿を見るなり、涙腺ぶっ壊れ状態 即、号泣してしまった 『あなたは私ぐらいにしか本音と涙を吐き出せずにいるのね 可哀想に ずっとそうやって自分の中にため込んでいたのね それでいっぱいいっぱいになっちゃったんだね いいんだよ ここでたくさん泣いていきなさい 今から仕事？ 上司に病気のこと言い出せない？ 今までのことや今後のことを思うと難しいかな？ 踏み出せないかな？ 私はあなたにホントすぐに休んで欲しい 例え一月でもね 診断書 書きましょうか？ それを上司に見せて…自分の今を正直に話してごらんなさいな 今のあなたには休養が必要よ』 嬉しかった ただ素直に 解ってくれる人がここにいる ありがたかった 本当に その後得られた診断書と2週間分の薬が、私の気持ちを一気に好転させることになったのは言うまでもない 今となっては居心地悪い場所でしかない職場 到着後も相変わらずやる気は湧いてこなかったが、それでも自分なりに仕事をこなすことが出来た 終業間際に持ち込まれた難儀で急ぎな仕事 一瞬辟易したけど、休日出勤を覚悟していたから、精神的なダメージはさほどではなかった 明日か明後日出勤して 処理すればいいや そう客観視＆楽観視出来た自分に 自分で驚いた次第 なんとかなるべ そう思って、帰路に就くことにしたのは19時近くのことだった お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2011年09月23日 01時39分38秒
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