朗読劇サークル『どうせ死ぬんだし』の1場面。
これもゲネプロ写真です。

今回のお芝居で、天使役の2人を除く女優陣全員。

これは私が天使という詩を詠んでいるシーンです。

「私が天使なら　今の私を見下すだろう…
　
　私の心は　私のことばかりみつめている‥
　私の男は　私の外ばかりみつめている…

　私の中の　底の方には‥嘘が潜んでいる…」

長い詩だから要約しちゃうと、こんな内容。でも最後には

「私は私を　好きになりたい」と繋がる詩です。

声優だから読むのは得意でしょうと思われがちですが、実は朗読は苦手です。
大変難しい。
特に“詩”ってのはモノゴッツ難しいです。

だから、このシーンはいつも緊張のピークにいました。
言い回しではなくて、心の中の思いが伝わるように。
だけど、独りよがりの表現にならないように。

閉ざした心をそのまま観て頂けるように。

朗読劇サークルの座長という役を頂いたおかげで、朗読の難しさを改めて
体感出来ました。