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GCC会計羅針塾

【GCC新・会計羅針塾】

9月度 新★会計羅針塾!創業編(8)

text= Atsushi Saito
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皆さん お楽しみ様です!
なんプラプロジェクト・齋藤厚税理士事務所の齋藤厚です!
今回は9月12日に8回目を開催いたしました。

4名の方のご参加を得ておこなったことは、
まず前半は、「事業の具体化」という視点からSWOT分析を一歩進めた「SWOTマトリックス」→「目標シート」「創業マップ(バランス・スコアー・カード)」の解説です。

そして後半は、「決算書の読み方」という視点から、貸借対照表と損益計算書の関係、利益計画作成のための変動損益計算書の説明です。だいぶ会計っぽくなってきましたね。
また、その際、元国税調査官の知人から教えていただいた決算書の調査POINTを「決算の品質アップ」という視点で説明させていただいたのですが、皆さんかなり興味をお持ちのようでした。

 損益計算書はいわば通信簿のようなもので、「利益」という企業の成績を示したものです。これに対し、貸借対照表はその「利益」の正体を示すものであり、また、企業が「おぎゃぁ」と産まれてから今までの軌跡が全て詰まっているものということもできます。なぜなら貸借対照表を構成する勘定科目は社長の意思決定に他ならないからです。

 また、今回ご参加いただいた皆さんにはこの損益計算書と貸借対照表について、「ここだけ見て!」というPOINTをお伝えしました。皆さんにもお教えしますね!

決算書や毎月の試算表で見るべき所は、
「なんぼ儲かったのか?」ということと
「現預金はいくら増えたのか?」ということです!

 前者は損益計算書の最終利益(税引き後)のことです。ここが黒字になっているかどうかがPOINTです(ただし減価償却費、未払消費税、未払法人税等をたとえ月次であっても考慮する必要があります!)!

 そして後者は貸借対照表の現預金の動きを見ることで分かります。
結局、この二つだと思います。経営者は常に、黒字になっているか?その金額はどうか?そして現預金はどのくらい増えているか?を念頭に置いて経営をすべきです。

 その結果、黒字が続いていけば、貸借対照表の「純資産の部」の合計金額が増えてきて、総資産におけるその割合が大きくなってくれば、金融機関等の第三者からの信用力が高まっていくのです。

 ですから、まずは「黒字化」を目指すことが肝要です!
「なんプラ(なにがなんでもプラン・ドゥ・シー)」と「きちレコ(きっちりレコーディング)」で『黒字化』体質を確立しましょう!

 次回は「経営方針書」「利益計画(数値計画)」「ライフプランニング」の予定です!
 
~あなたのプロジェクトを“ON”にする

炎のプロジェクト・ドライヴィング・パートナー~

文・齋藤厚(さいとう・あつし)

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■齋藤厚(さいとう・あつし)プロフィール
なんぷらプロジェクト齋藤厚税理士事務所代表。志を持って頑張ろうとしている個人・中小企業のための会計講座「新・羅針塾」を展開中。
こよなくプロレスを愛し、「1・2・3・だあ~!」が合言葉。
Heiz銀座のイベントでは司会を務めている。

■LINK
・齋藤厚税理士事務所ホームページ
・齋藤厚ブログ「なんがなんでもPlan⇒Do⇒See!」

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Heiz銀座広報誌【新価値通信BE☆SEE 第7号】


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