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カテゴリ:本/映画が好き!
覚悟はしていましたが、この週末は30℃を超える暑さでした。昨日はゴルフに行ってきましたが、帰りは駅の階段を上っただけで息切れしていました。運動不足ですな。この暑さでは、そりゃ、リベラもホームラン打たれますよ。今日は家にこもり、ヤンキース観戦をしながら、読みかけの本を読み終えました。
日本と同じで、夏休みになると本屋さんに推薦図書のコーナーができます。学生向けなので、私には有難いコーナーです。その中に、昔「女性学」のクラスで読んだ本が平積みになっていました。アメリカで教鞭をとっていた英文学の先生で、女性を主人公にした小説を読みながら進めていく授業でした。その中で印象に残った話に『ジョイ・ラック・クラブ』がありました。チャイニーズアメリカンのAmy Tanの書いた小説で、映画にもなりました。 1度日本語で読んでいる本は読みやすいかな・・と図書館に。残念ながらお目当ての本はなく、エィミ・タンの2作目"The Kitchen Dod's Wife"(『キッチン・ゴッズ・ワイフ』)がありました。パラパラと見ると読みやすそうなので、借りてみました。 過去の結婚や共産党から逃れてアメリカに渡った母と、アメリカで生まれ育った娘との世代や文化のギャップ、そして親子愛が彼女のテーマです。この先、アメリカに長く住み、いずれは子ども・・と考えている私には、なかなか興味深いテーマです。前作ではその母子とのギャップがメインだった気がするのですが、『キッチン・ゴッズ・ワイフ』では母の中国での話が小説の大半を占めます。大叔母が亡くなり、形見として娘が譲り受けたものはキッチン・ゴッド(かまど神)の飾られた中国風ドールハウス(神棚かと)。娘たちにキッチン・ゴッドの由来を話し、娘にはキッチン・ゴッドではなくもっと相応しい女神を探して祀ってあげるから・・と約束してプロローグは終わります。 母であるWinnieと娘Pearlはそれぞれに内緒にしていることがあり、お互いを思うばかりに遠慮してるところから長年誤解が生じていました。ラストでお互いが打ち明け合い、娘はいかに母が自分を愛していたかを知ります。母の内緒にしていたことは、まさに小説の核心である中国での生活。以前、同じような大河的な小説『ワイルド・スワン』(ユン・チアン著)を読んだときは、内容はドラマティックなのですが、トーンが同じ印象で中だるみしてしまいました。が、この小説はエィミ・タンのシンプルな文章も良かったのか飽きませんでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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おもしろそうな本ですね。様々なギャップを
「かまどの神様」に例えているお話なのでしょうか? ギリシャ神話にも「かまどの女神様」が登場するくらいなので、 キッチンは家族にとって大切な場所ということなのでしょうが、、、 (2008.06.09 20:17:33)
ニュースで、NYの異常な高温を伝えていました。
お体、くれぐれもお大切になさって下さい。 大阪は梅雨の晴れ間が広がりましたが、この季節 特有のムシムシさに閉口しております。 進む温暖化に付いて行けるのか、ちょっと不安な 日々であります(ーー; (2008.06.11 00:13:36)
ありがとうございます。
かまどの神様の話は、糟糠の妻と離縁して若い女性に現を抜かした男性の話です。最後は妻の築いた財産も遊んで浪費し、若い妻にも家を出て行かれ・・。視力も失った男はやがて昔の妻に会い、昔と同じお粥を食べる・・という話です。結局男は自分のしてきたことが恥ずかしくなって竈の中で燃えてしまい、後かまどの神となったそうです。かまどの神となってからは毎年小正月の前に1年その家でどんなことが起きたかを神に伝える・・という迷信があり、人々は良いことを言ってもらおうと甘いお菓子などをお供えしたうです。ちゃん、ちゃん。 (2008.06.11 12:14:56)
ありがとうございます。
お陰さまで、今は風がビュンビュン吹いて涼しいです。心配していただいて有難うございます。吹きすぎて下の階のガラスが割れていました。 我家は少しでも地球に優しく・・扇風機で過ごしています。暑い~。 (2008.06.11 12:20:28)
中国はひまわり娘さんにとってテーマ性の高い課題
かもしれません。先日中国から近くの大学へ来ている留学生たちと楽しく過ごしてきました。ひまわりさん、お待たせ。UP出来ました。 (2008.06.11 19:28:50)
ありがとうございます。
今順番待ちしていた「ジョイ・ラック・クラブ」を読み始めました。そうなんですよねぇ・・中国。また行きたいです。 お陰さまで、今夜は水餃子にしようかなぁ・・なんて考えております。 (2008.06.13 05:20:18) |