テーマ:☆詩を書きましょう☆(8342)
カテゴリ:きみに願いを。(詩)
光が見えるうちに進めと誰かが言う
輝きを目指して進めばいいと誰かが言う その光はとうに失った 輝きも色あせてくすみ 大地の色と変わらない あの扉は僕が閉めたんだ なにもかも失くす覚悟で扉を閉めたんだ それなのになぜ 今頃になってなぜ 僕はあの光が恋しいんだろう 自分で決めた道なのに どうして戻りたいんだろう 決して輝いたものではないけれど そこには得がたい幸せがあったんだ きみを泣かせたのは僕だ 僕がきみを道連れにしてあの光から遠ざけたんだ 今は恋しい あの光が見えなくなって 大事なものだったと気付いたんだ もう戻れないね どうして僕は生きているんだろう 生きながらえているんだろう 地面に光はない だけど見上げれば輝く空がある もう戻れないけれど いつかあの輝きに僕は向かう 光が見えるうちに進めと誰かが言う そんな光は見えやしないのに ●これはBLですが● #6/6「室内の湿度」更新しました→ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/06/06 02:46:07 PM
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