生活の中のえとせとら

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　ゴジラ、見てきました。
　行こうか行くまいか迷っているうちに時間がたってしまって、
気が付けばいきずらい時間に1回だけの公開になっていて。
だってさぁ、主人公が特攻の生き残りってだけで、
テーマ重くなるのわかるじゃないですか。
そうこうしているうちに、アメリカのアカデミー賞受賞ですよ。
そしたら、近くの映画館が１日に２回の上演になったんです。
それでも二の足踏んでいたらですよぉ、
地元の放送局で、『山崎貴の世界展』の宣伝番組をですねぇ、
アカデミー賞の受賞シーンも入れて、再放送したんですよぉ。
その中で監督が
「朝ドラコンビで映画とりやがってっていう人いるかもしれませんが、
こっちが先ですから」ですって。

何気に行ってみたら、入れるかどうかの大盛況。
それもねぇ、雨降って外の仕事できないから映画でも見ようかってような、
お年寄りバッカ。
やな予感しかないよねぇ。
地元出身の監督がアカデミー賞とったから、普段映画観ない人が
映画館に来てんじゃないだろうか。
ほらやっぱり、もう館内暗くなってるのにまだ歩いてる人いるし。

でもすごかったです。
音がうるさいから、人の話し声なんか聞こえないし。
それよりも、皆映画に引き込まれていたし。

これ反戦映画でしょ。
朝日放送の朝の番組で、玉川さんが言ってたけどねぇ、
「原爆投下を描かない、オッペンハイマー
　原爆を表現した、ゴジラ」
ってね。
ゴジラの口から出た熱線のあとの様子って、まさに原爆投下だよ。
黒い雨の降って来たし。
そもそもですよ、ゴジラってもともとアメリカの核実験が原因で
誕生したんじゃなかったけ。
外国の方々には、そこんとこも顧慮して鑑賞していただきたい
何て、偉そうな感想ですけどねぇ。
やっぱり映画は、ご都合主義でもハッピーエンドがいいよねぇ。

いえ実際には、自分が嗚咽するんじゃないかってくらい
感動して帰ってきたんですけどねぇ。