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カテゴリ:ま行=BL小説
イラストは、桃山恵さん。
考古学者の槙圭人(まきけいと)は、城南大学で教えています。 姉が学長をやっています。 圭人は、3年前イギリスから帰国しました。 3年前までは、ロンドン大学のアーサー・マクフェイル教授の考古学研究室で助手をしていました。そして、二人と考古学チームは、アルマーザという国で、ナジュムと呼ばれる神殿の発掘をしていたのです。しかし、そのとき、あるものが発掘されたことにより、アーサーは、変わってしまい、圭人は精神的にぼろぼろになって帰ってきたのでした。 そのアーサーが、発掘現場で殺害されたことを知ります。 ショックを受ける圭人です。そして、姉を説得して、もう一度、アーサーと探していた「シャムス一世の指輪」を見つけに行くことにします。 アーサーと圭人は、恋人同士でもありました。二人で力を合わせシャムス一世の指輪の発掘をしていました。3年前、その指輪に繋がる発見は、圭人の実績によるものでした。しかし、その業績はすべてアーサーひとりのものになったのです。圭人は、名声も賛辞も要りませんでしたが、アーサーは、そのことによって、発掘をしなくなっていったのです。 アルマーザに着き、当時からの研究室で働いていたジョナサンが出迎えてくれます。そして、発掘の手がかりがあることを聞き、博物館へその持ち主に会いに行くことになります。 その人は、シャムス王家の末裔のアーシファ・シャムスでした。そして・・・。 事件と恋と謎があります。面白かったです。 犯人は、この人かな~とまあまあわかりやすいのですが、その過程や圭人の新しい恋の始まりは違和感なく楽しく読めました。 発掘のための謎解きなどや指輪の意味なども面白かったです。 そして、最後にどれが本当なのか?というちょっと不思議も入っていて楽しかったです。 アーシファの側近兼ボディ-ガードのシャイールも気になる人です。 彼の話も読みたいですね~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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