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カテゴリ:ま行=BL小説
イラストは、桜木ややさん。
捜査一課の刑事・錫代浹(すずしろとおる)は、ある思いを抱えながら仕事をしています。 明日から、24歳の新人とコンビを組むことになっています。 新人なら何も気付かないだろうと元同級生の署長の架津見駿二(かつみしゅんじ)の配慮だと思いました。 架津見は、錫代の思いを知っている唯一の人物でした。 高校生が何かの間違いでスーツを着てきたのかと新人刑事の秋本葉蔓(あきもとはづる)を初めて見たとき思いました。 葉蔓は、たぶん使い物にならないだろと思う錫代です。 葉蔓は、瞬間記憶能力がありました。見たものをすべて記憶できるのです。 ある日、葉蔓は、錫代の自宅へ、極秘資料を届けにやってきます。しかし、中身は白紙でした。葉蔓は・・・。 8年前・錫代はある事件の被害者でした。犯人は、まだ捕まっていません。 錫代は・・・。 ネタばれですが、8年前の事件は解決します。 でも、なんとも救われないですね。 きっと錫代は、葉蔓がいなくなれば壊れてしまいます。 葉蔓は、それで幸せなのかな?とも思いましたが、きっと幸せなんだろうと思います。 葉蔓は、錫代の癒しのために現れたのでしょう。 支えあうことが二人の幸せだと思いたいです。 署長・架津見、なかなかに出来た人です。 きっと癖もありそうです。彼の話も読みたいと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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