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カテゴリ:ま行=BL小説
イラストは、SILVAさん。
大学が冬季休暇に入ったので、京都の実家に帰ってきた三浦秀輔(みうらしゅうすけ)、20歳。 実家は、由緒正しい宮司の家系で、三浦神社の神職を司る三浦家の次男でした。 8歳上の兄と5歳上の姉がいます。 朝食の後、兄から宝物庫の掃除をいいつけられました。普段着のままうろつくと叱られるので、神職スタイルに着替えて宝物庫へ向かいます。 秀輔は、古典文学や日本中世史などの古典が大好きです。 頼まれた総司も忘れて宝物庫内の書物を広げて夢中で見ていきます。 そんな時、目を引く文箱がありました。逸る気持ちを抑えながら蓋を開けてみると、 何の変哲もない緑色の巻物でした。 ほどいて意識を集中させたとき、真小物から激しい閃光がほとばしり、巻物に吸い込まれそうになって・・・。 平安時代。頭中将(とうのちゅうじょう)、仲野光玲(なかのみつあき)。 父親は左大臣、姉の東子(とうこ)は、現東宮妃です。 その東宮・直仁(なおひと)と光玲は、幼少時代からの親友でもあります。 人払いをして、今上帝・雅仁(まさひと)と直仁、そして光玲の3人だけで話をしているとき、突然の閃光が辺りをみたしました。そして、そこに男がひとり突風のごとく出現したのです。気を失っている青年は、美しい容姿をしていました。 気づく気配がなく、帝から光玲は、世話をするように申し付けられます。 そして・・・。 異世界トリップものです。 平安時代に秀輔は、飛ばされました。 帝の側に仕える陰陽師・阿部清嗣(あべきよつぐ)から帰る方法はないと聞かされますが、 光玲に世話になりながら、秀輔は、現在へ帰る方法を探します。 そして・・・。 光玲、手が早いです。あれよあれよという間に秀輔頂かれました。^^; ことあるごとにいたそうとする光玲です。 異世界トリップ物は好きなので、軽く楽しめました。 なんかH多かった気がします。光玲はスキモノでしたね。^^; ちょっと残念だったのが、秀輔の言葉使いでした。現代から過去へというのであえて敬語を使わせていなかったのかもしれませんが、大学生で神社の息子ならやはり初対面では目上の方々にせめて丁寧語くらい使って欲しかったなと思いました。 そこが私にはちょっと違和感でした。 平安時代に秀輔がやってきてしまったので、必然的に現代へ平安時代の人がひとり送られたらしいです。 そのお話が次回にはあるそうなので、そのお話も出れば読みたいと思います。(^-^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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