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カテゴリ:ま行=BL小説
イラストは、小路龍琉さん。
新しく待ちに出来た図書館の司書・夏原和穂(なつはらかずほ)、26歳です。 サングラスをかけた30代手前くらいの閲覧者がいます。怪しいと思う和穂です。 彼は、蔵書の少ない図書館を見て・・・。 和穂は、弟・拓真(たくま)と二人暮らしです。 拓真とは、半分しか血が繋がっていません。 拓真は幼い頃に辛い思いをしたことがあり、和穂は拓真が高校生になった今でも守らなければと思っています。 拓真は、兄から匂う香に・・・。 拓真は、公表していませんが、穂坂剛(ほさかつよし)という作家です。 図書館にアマリリス学院の講師で、文芸評論家の進士聡明(しんじさとあき)がやってきました。和穂の憧れの人物です。 図書館に書籍を寄贈してくれるといいます。喜ぶ和穂です。 進士は、先日のサングラスの閲覧者でした。 和穂をデートに誘うのですが・・・。 和穂は、進士に惹かれているのですが、弟のことがあるので断り続けます。 拓真は、拓真なりに兄が他の人に取られそうで心配します。 進士は、進士で拓真にけん制? 恋の話ですが、兄弟の話でもあります。なので、最初相手はどっちになるんだ?と思ってしまいました。(^^*) 和穂は、弟を守っていると思っていましたが、自分も依存していたんですよね。 そして、拓真は、わかっていたけど離れたくなかったということでした。 お互いの自立のときがきたということなんですよね。 進士は、その扉を開いてくれるきっかけの人なのだろうと思います。 まぁ、拓真にすれば、兄を奪った人になるのでちょっと面白くない部分もあります。 がんばって兄離れをしようとしている拓真の恋話もあれば面白いなと思います。 和穂もブラコン気味なので、進士はやきもち焼いたりします。(^o^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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