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カテゴリ:ま行=BL小説
イラストは、青井秋さん。 人魚のミルは、一族最後のメスの人魚として大事に育てられました。 来年18歳になったら、同じ年のオスの人魚のシンと結婚することになっています。 ミルは、貴重なメスなので叔母たちが、とても心配します。 ミルは、海の上に出て人間社会を見るのが好きです。 船の上から子供たちが手を振ってきます。 見つかっても下半身は見えないので泳いでいる人にしか見えません。 手を振りかえすミルです。 シンが長が呼んでいると呼びにきました。 長はミルの父でもあります。父は、ミルをお医者さまに見てもらうことにしました。 ミルはメスの特徴である長い尾ひれはあるのだけれど、女性らしい体にならないからです。 診察の結果、ミルはオスだということがわかりました。 皆に申し訳ない気持ちとショックを受けたミルです。 ミルはある決心をしました。そして・・・。 東京でモデルエージェンシーの仕事をしている香川煕顕(かがわひろあき)は、久しぶりに実家へ帰ってきていました。 甥や姪の相手にも疲れ外へタバコを吸いに出かけます。 香川には3人の姉がいます。すぐ上の姉・響子(きょうこ)も独身で、東京で広告代理店に勤めています。 煕顕のあとを追いかけてきました。 話しをながら海岸へ出ると溺れている金髪の頭が見えました。 そして・・・。 ミルを探して追いかけてきたシンも・・・。 ミルとシンは二人に助けられて東京で生活することになります。 ミルは・・・。 ファンタジーです。 日本に人魚がいました。(^^*) ミル可愛いです。素直です。心配ですよね。 シンは、まだ世俗のことも少々はわかっているようです。 響子さん、太っ腹です。ちょっとしたことにも動じません。 普通、人魚見たら驚くと思うのですけど、いえ驚くのは驚くのですけど、 その後の行動が素晴らしいです。 会ったのがこの人でよかったですよ~。 煕顕も最初は文句を言ったりしますが、ちゃんといろんなことを教えてくれて世話をしてくれます。 優しいです。 最後まで響子さんがすごかったですね。かっこよい人でした。 皆が幸せになれて良かったです。(^^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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