日課の散歩を終えてラジオ体操をしようと、澄み切った空を見上げていると、イチジクが目についた。小生はイチジクが好きなのだが、あまり入手できないのでいっそのこと植えてしまえ!ともらった苗が2年後には実をつけた。イチジクは無花果と書き、花がなくて実が結ぶという不思議な果実と考えられていたが、実の内側に花があるという不思議な食べ物だ。一日一果実ずつ熟すからという「一熟(いちじゅく)」から転じて「いちじく」と呼ばれるようになったとする説もあるらしいが、今朝、2個収穫して食べた。初物である。
調べてみると、蓬莱柿(ほうらいし)、南蛮柿(なんばんがき)、唐柿(とうがき)などとも呼ばれ、原産地はなんとアラビア南部で、紀元前3000年頃には栽培されていたという。日本には、1630年長崎に渡来したらしい。「不老長寿の果物」とある。日本では「イチジク浣腸」が有名で、そのイメージが喰わず嫌いをつくっているような気がするが、別に多くの人に好きになってもらわなくてもいいがイチジクにとっては迷惑な話だ。
今年、庭のイチジクの木はたくさん実をつけたので、霜がくるまでしばらく朝の楽しみになりそうだ。
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