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2023.06.01
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カテゴリ:宮城
徳仙丈山。5月の晴れた日に、気仙沼川の登山口から登りました。向かう途中に、ちょうどラジオの石丸謙二郎の山カフェでツツジの海という読者の声を取り上げていた。

(勉強の成果は、画像の後に。)









(以下、気仙沼市のパンフレット2021.3から)
標高711mの徳仙丈山の最大の魅力は、ツツジの大群生を散歩気分で満喫できること。ツツジの面積は約50ha、本数約50万本。野鳥の宝庫でもある。気仙沼側にある徳仙奥入瀬では、清流のせせらぎも。

■深紅に染まる名山
 5月中旬から下旬には50万本のヤマツツジやレンゲツツジが全山を深紅に染めあげる。
 登山口は南北に二か所。北の気仙沼登山口からは、つつじが原を見渡す第一展望台。さらに第二展望台から眼下には、ツツジと太平洋の紺碧が織りなす雄大な風景が迫る。その先は、人の背丈を超すほどのつつじ街道を通って山頂へ。
 本吉側からは、まず駐車場そばの長命清水でのどを潤し、のんびり作業道コースと尾根道コースから道を選らぶ。
 どちらからも山頂には40分ほど。360度の絶景が待っている。視界を遮る高木がないため、東にリアス式海岸が続く太平洋、大島、南に金華山、北東に五葉山、西に栗駒山、北に室根山、大森山を一望。また、自然保護を願い登山者の労をねぎらおうと、樹齢1000年以上のツツジを御神体とする石造りの徳仙丈山神社も建立されている。
 昔、屋根葺きや農耕馬用の採草地だったことから、山焼きが行われ、その火防線は現在の登山道の一部。山焼きや伐採など多くの試練を耐え抜いたツツジ。その成長の陰には、本吉側の「徳仙丈山つつじ保存会」、気仙沼側の「徳仙丈の自然とつつじを守る会」とその意思(ママ)を継いだ「徳仙丈のつつじを愛する会」の長年にわたる保護活動の尽力があった。
 気仙沼側には、清らかなせせらぎの徳仙奥入瀬があり、大きな岩を抱いた「岩抱きけやき」をはじめ美しい風景が点在する。

■ツツジの名所になったワケ
 徳仙丈山には大正初期から昭和25年まで銅を採掘した徳仙鉱山があり、火入れや山火事跡は萱や牧草地として利用されていた。現在の登山道の一部は火防線として明治につくられたもの。その後幾度も山火事や植林事業を経て、厳しい自然環境に耐え、山頂一帯が黒野牧(くろのぼく)という土がツツジの成長に適していたことなどから、自生のヤマツツジの大群落となったといわれる。昭和51年に気仙沼側の故佐々木梅吉氏ら、同年に本吉側の故須藤隆氏らにより撫育や保護事業が開始され、以後双方の住民による地道な活動によって、現在の徳仙丈山が日本屈指の名所となった。
 日本一のツツジの山と言われる徳仙丈山だが、30数年ほど前はツツジの株も小さく地元でさえもあまり注目されることはなかった。昭和51年、当時の気仙沼市議、故・佐々木梅吉氏は、山に咲くツツジに魅了され仲間とともに下草やツツジに絡まるツタを刈る作業をしながら、撫育管理の必要性を訴えた。この作業により草木の陰となっていたツツジは大きく成長し鮮やかに山を彩るようになり、後に市も草刈りや歩道の整備などを行った。佐々木氏は有志による「徳仙丈の自然とつつじを守る会」を結成し、昭和53年に第1回つつじ祭りを主催。その意思(ママ)は現在「徳仙丈のつつじを愛する会」に引き継がれ、つつじ祭りの開催や自然保護活動が行われている。
 昭和51年、当時の本吉町議、故・須藤隆氏は「本町の貴重な財産であるつつじの保護」を議会に求め、ツツジの魅力と山の整備を町に訴えながら、自ら草を刈り、ツツジの生育に適した環境づくりを行った。昭和56年からツツジの保護活動が町の事業として開始され、昭和63年に「本吉町徳仙丈山つつじ保存会」を結成、平成元年に第1回徳仙丈山つつじ祭りを主催、現在までつつじ祭りや下草刈り、ツタ刈りなどの活動を行っている。
 二人の先人の熱い想いと、それに共感した地域の人々の地道な活動が市や町を動かしてきた歩みが、徳仙丈山のツツジが全国に名を馳せる礎になっている。





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最終更新日  2023.06.06 22:15:52
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