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毎日猛暑が続いていますね。
毎日いろいろな人に会い、いろいろと勉強させて いただく日々です。 先日読んだ「実録!厚生年金基金脱退とM&A・IC のはなし」という本はなかなか興味深いものでした。 厚生年金と厚生年金基金とは別物ですが、従業員の 福利を厚くするため厚生年金基金に入ったことが あだとなって会社危機を招いている例が多いらしい。 厚生年金基金というのは簡単にいうと厚生年金保険料 にプラスして保険料を徴収し本来は厚生年金が資金を 運用して将来の保障をするところを厚生年金基金が その部分も含めて代行運用し加入者には将来、厚生年金 だけに加入するよりも高額の年金を支払おうという 制度です。 しかし、バブル崩壊以降そう有利な資金運用先など あろうはずもなく、時価で評価すると本来厚生年金 に払わないといけない「代行部分」とよばれる部分 まで目減りしている始末なのです。 そして運用先に困った挙句、AIJのような詐欺紛いの 運用先に資金を回してさらに焦げ付かせることになって いるようなのです。 この厚生年金基金問題は、加入した会社が「もうこんな 厚生年金基金はいやだ!」といっても基金の赤字を補てん するような特別掛金(莫大な金額!)を請求されて容易に 脱退できないこと。 この本では、その基金を合法的?に脱退する方法が指南 されています。 まあ、実行は自己責任でということなのでしょうが。 どんな制度でもそうですが、うまい話には何かしらの リスクがあるもの。そのリスクを研究しコントロール する方法を考えるのが専門家であると思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.08.24 08:18:46
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