転がり続ける石のように
1965年のローリングストーンズのライブ映像「サティスファクション」です。ローリングストーンズといえば、ロック界における超ベテランでもはや、ご説明することはないと思います。昔、ケント・デリカットさんがものまねでやっていたのを覚えている人もいると思いますが、ロックをあまりお聞きになられない方には、ビートルズは分かるものの、ローリングストーンズといってもピンとこない方もおられるのかも知れません。ビートルズのサウンドについては、僕にとっては、「優等生」的なイメージがあり(嫌いではない)、ストーンズについては、う~ん...「不良、ワル」のイメージが強かったですね。「不良、ワル=カッコイイ」という図式は、世代は変われども普遍のものなのかもでしょうか。ゴモラとストーンズの直接の出会いは、映画「地獄の黙示録」作中で海軍の黒人兵がリクエストした曲がラジオでかかってそれで船上で踊っている風景が描き出されたのを見てなんていうバンドなのかなって興味を持ったのがきっかけなんだ。主人公のウィラード大尉は、船で”ある特殊任務”に向かい、すべく緊張しているのに対して”戦争などどこ吹く風”のような黒人兵との対比が印象深かったのを思い出します。「ノーサティスファクション」=すべてに満足がいかない当時、ベトナム戦争は、反戦主義の影響で戦場では、厭戦ムードが漂っており、麻薬等で身を持ち崩して肝心の戦闘にならないといった状況でありました。そんな中での兵士の”イライラした心情”がその曲に表されているようにも思います。今でも精力的にツアーを行っておられるみたいですね。いつまでもお元気で頂きたいとおもいます。”転がり続ける石のように”