保存車体訪問 豊橋鉄道デキ211とデワ11 愛知県田原市 サンテパルクたはら
渥美半島ネタをもう1本書きます。 愛知県の東三河地方は農業が盛んなところで、特に渥美半島はメロンや電照菊で有名ですが、野菜の出荷も盛んで名古屋市内のスーパーには渥美産の野菜が並びます。 サンテパルクたはらは、豊川総合用水事業により整備された農業用ため池、芦ヶ池のほとりにある農業公園です。市民農園や体験教室、農産物の即売会などが開かれています。私が訪問した日は「チューリップフェア」が開かれており、園内各所でチューリップが花開いていました。元豊橋鉄道デキ211 posted by (C)喜多山栄 私のお目当ては、この公園の駐車場に保存されている電気機関車。元豊橋鉄道のデキ211とデワ11が展示されています。凸型電気機関車デキ211は1925(大正14)年、電動貨車デワ11は1923(大正12)年製。1984(昭和59)年の貨物営業廃止後も構内の入れ替えなどに使われていたそうです。元豊橋鉄道デワ11 posted by (C)喜多山栄 脇には小さなプラットホームが設置され、中に入って見ることもできます。駅名票はダミーです。実際に「サンテパルクたはら」という駅があるわけではありません。駅名票(ダミー) posted by (C)喜多山栄 デキ211のマスコンは東洋電機製造製、デワ11のマスコンはゼネラルエレクトリック(GE)製でした。チューリップが満開でした サンテパルクたはら posted by (C)喜多山栄 保存車体は往々にして朽ち果ててしまうのですが、きれいに整備されており関係者の努力には頭が下がりますね。 駐車場は広く、クルマが便利ですが、田原市コミュニティバス「ぐるりんバス」も乗り入れており、豊鉄渥美線「三河田原」駅から直行便が運行されています。1乗車100円。休日のピクニックにぶらりと訪れるのもいいですね。