ネイルに関する国民生活センターからの警告 その3
3.危害事例からみたつけ爪の問題点(1)爪への負担つけ爪の施術は自爪をやすりで削ったり化学物質を大量に塗布するため、自爪に負担がかかる点はどの施術でも避けられない。一度つけたつけ爪をはずす際にも、溶剤で接着剤を溶かしたりやすりで削り落とすという方法が取られるので、皮膚がかぶれたり乾燥したりする場合があり、何度も施術を繰り返していると自爪が薄くなりもろくなることがある。長期間付け替えがいらず、見た目も自爪と一体化して人気のあるスカルプチュアやジェルなどの技法の場合、施術前によく消毒をしていなかったり、人工爪と自爪の間に隙間があるまま放っておくとバクテリア、カビなどが繁殖することもあり、それからさまざまな感染症にかかる危険性がある。また、用材やアクリル樹脂によりアレルギー反応が生じることもあり、異常を感じながら放っておくと健康な爪の生育を阻害する場合もあるので注意が必要である。爪が薄くもろくならないように、きちんとした知識と技術のあるネイリストを選びましょう!そして、スカルプチュアなどでお洒落を楽しむのであれば、お直しの期間を守りましょう!異常を感じたら、すぐにお医者様に相談しましょう!(2) サロン等での施術に関する問題点ネイルサロンでの施術における問題点として、技術の未熟さ、衛生管理の不備などがあげられる。ネイルケアの資格等については、NPO 法人日本ネイリスト協会でスクールの協会認定や技能検定を行ったり、また、NPO 法人インターナショナルネイルアソシエーションでも認定サロンや認定スクールなどの認証や技能検定を行うなどしている。しかし、開業や施術を行うこと自体は規制がないため施術者の技術は一定ではない。ネイルケアが流行しネイルサロンも次々と増えている現在、施術や設備等に関して一定以上の水準を確保する必要があろう。規制が無い為、サロン&ネイリスト選びは重要です。級を持っていますか?という質問は失礼には当たりませんので、問い合わせをするべきだと思います。私の所にも「1級所持者様ですか?」という問い合わせが来た事ありますよ!それから、評判や口コミも重視しましょうね!(3) 材料や用具の問題点つけ爪の材料や用具については成分や注意表示に義務づけはない。一般用の接着剤は「家庭用品品質表示法」により表示が義務付けられているが、つけ爪用接着剤は対象になっていない。つけ爪用接着剤は瞬間接着剤と同じシアノアクリレート系接着剤(参考資料1)が多く、この接着剤は皮膚につくと取れなくなったり化学やけどを起こしたりする。他にも取扱いに注意を要する用材は多い。当センターで確認した限りでは、表示がまったくない用材はなかったが、成分表示や具体的な危険に関する表現、文字の大きさはばらばらでわかりにくいものもあった。つけ爪用の材料や用具には、アメリカ等からの輸入品も多い。外箱には日本語の注意や成分表示があっても、箱から取り出して個別の用材を使う時には外国語の表示しかなく、何かあったときにすぐに確認できない場合がある。また、外国語では成分の詳細が記載されていても日本語表示には詳細が記載されていない場合もある。素人さんが個人的に楽しむ時には、取り扱いに十分注意してください。(今回の様な症例が出る可能性があるので、素人さんに取り扱って欲しくないです。)4.アメリカ合衆国での規制等アメリカ合衆国では、ネイル製品については、家庭用、サロン用ともに、連邦食品医薬品化粧品法(Federal Food ,Drug,and Cosmetic Act)の適用を受けている。また、ネイルサロンとそこで働く施術者は、各州の州当局、通常は州コスメトロジー協会(State Board of Cosmetologists)による規制を受けており、どの州も、ネイルサロンかネイルテクニシャン、また、その両方に何らかのライセンス取得要件を設けている。(FDA Fingernails:Looking Good While Playing Safe より)(参考資料2)日本も国家資格にして、きちんとした技術を持った人以外施術できないように規制したほうが良いとおもいますが…。厚生省とか労働省とか色々あって、今の所、国家資格にならないみたいです。ネイルに限らず、まつげエクステの危害や、レーザー脱毛は医療に当たるのに、エステで行われている…など、美容関係ではあやふやな部分が多いですよね。国家の問題になってしまいますね。PDFはまだまだ続きますが、ひとまず今日はこの辺で。http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20081016_1.pdfご予約お問い合わせはこちらから!(HPからのネット予約は24時間受け付け中です。)スクール&ネイルサロン OHANA*NAIL【札幌東区元町駅そば】オフィシャルホームページ