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カテゴリ:宝塚歌劇
那智わたるさんの退団公演「マイ・アイドル」のスタジオ録音盤。
舞台実況録音盤は歌唱も演奏もダイナミックでいいけど、自分はやっぱりスタジオ録音の バージョンの方が好きです。 A面「マイ・アイドル」 作詞 鴨川清作さん 作曲・編曲 吉崎憲治さん ボーカルもドラムの音もクリアで気持ち良いMIXです。 ブラスセクションのバランスも凄く良いと思う。 演奏はコロムビア・オーケストラです。 テンポもこの曲はこのスタジオ盤のテンポの方が絶対に良い。 出だしの歌詞は 「♪ラ〜ララララ〜 ラ〜ララララ〜… ラブ・ラブ・ユー ラブ・ラブ・ユー ラブ・ラブ・ユー マイ・マイ・アイドル」 なんだけど、舞台実況盤の方は那智さんが歌唱アレンジしてて「ラブ・ラブ・ユー」とは なかなか聞き取れないと思う。自分も最初は「♪ハロー・ラブ・ユー」と歌ってるように聞こえる。 スタジオ盤なら歌詞を丁寧に歌ってる。「ラブ」の前に「ア」か「ハ」を付けずに歌ってます。 最初に8分休符が入るから、そこに「ア」や「ハ」を埋めたいのもわかる^^; スタジオ盤でも最後のフェードアウト部分では軽く「ア」が入って来るけど・・・。 舞台ではオープニングから3曲目にこの曲が歌われますが、舞台上には那智わたるさん一人になって 歌っているようです。 演出補に酒井澄夫先生が既におられるのがちょっとビックリです^^; B面「さよなら」 作詞 鴨川清作さん 作曲・編曲 入江薫さん 舞台で歌われたバージョンとは大幅に違います。 このスタジオバージョンが原型なんだと思う。 退団公演で最後にこの曲が歌われますが、その場面なら舞台バージョンのアレンジの方が 当然のように合っています。テンポがコロコロ変わる起伏の激しいアレンジです。 スタジオバージョンは淡々とミディアムアップで演奏されますが、 最後の繰り返し部分のみ麻鳥千穂さんが下のパートでハモってます。 この公演の千秋楽の5日前からショー「マイ・アイドル」の後に 「さよなら 那智わたるショー」を続けて上演。今なら千秋楽と前楽だけ「さよならショー」が 付いてますが、5日前から全9公演もさよならショーが付いてるのは凄い。 『さよなら 那智わたる』 セットリスト 1.「私はマル」(エスカイヤ・ガールス) 2.「恋しくて」(カチューシャ物語) 3.「私はリュシェンヌ」(ルシエンヌの鏡) 4.「南の太陽のプレゼント」(太陽に乾杯!) 5.「私はフェアリー」(タカラジェンヌに栄光あれ) 6.「恋のために」(夜霧の城の恋の物語) 7.「砂に描こうよ」(砂に描こうよ) 8.「木犀の花蔭に」(シャングリラ) 9.「ブルージンと皮ジャンパー」(エスカイヤ・ガールス) 10.「僕の青春」(さよなら僕の青春) 11.「ベビーに会うとき」(エスカイヤ・ガールス) 12.「夢の中の君」(エスカイヤ・ガールス) 13.「ピンク・レデイ」(エスカイヤ・ガールス) 14.「すみれの花咲く頃」 15.「さよなら」(マイ・アイドル) この中で聴いた事がない曲は「南の太陽のプレゼント」「恋のために」の2曲。 カチューシャ物語の「恋しくて」のスタジオ録音版は春日野八千代さんのセリフが 間奏に入るバージョンでした。 「私はリュシェンヌ」はコミカルな曲で関西弁の歌詞もおもしろい。 「木犀の花蔭に」はスタジオ盤でも5分15秒の大作。構成も複雑で組曲のようなナンバーです。 「僕の夢の中に君がいる」と「夢の中の君」がどっちがどっちかわからない曲。 「僕の青春」も那智さんの歌唱が渋い曲。アレンジも構成も複雑でプログレのようです^^; お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年06月16日 01時13分15秒
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