|
カテゴリ:カテゴリ未分類
一時期の鉄っちゃん(鉄道マニア)ぶりはどこへやら、最近のルンバは本当に虫に夢中だ。アブラゼミ、ニーニーゼミ、ミンミンゼミ……と保育園で教えてもらって、細かくすらすら覚えてくる。家で昆虫の絵本見ていても単に「バッタ」と言うだけでなく、トノサマバッタ、ショウリョウバッタと種類までちゃんと覚えててびっくりだ。
そんなわけでいつの間にやらわが家にはザリガニ一匹、クワガタのつがい一組、カブトムシのオス2匹が生息していたわけだが、一番新顔のカブトムシの一匹が今日、動かなくなっていた。お祭りで買ってきたものだから、弱っていたのかもしれない。かわいそうに。 先日コガネムシが死んでしまったときのように悲しむかな…と思いながら帰宅したルンバに告げると、いまいち理解しきれていない様子。死んでしまったカブトムシをカゴの外に出し、 「うごかないから、あそんでもいーい?」 と聞いてくる。 「カブトさん死んじゃったんだよ、もう動かないんだよ。お別れしなくちゃいけないよ」 何度か言い聞かせたけれど、ピンと来ているんだかどうなんだか。 とにかく外に連れて行って、土に埋めてあげることにする。深く穴を掘ってカブトムシを横たえ、土をかけていると、 「つちのなかにはいったら、カブトムシ、げんきになる?」 と聞いてくる。 「ううん、死んじゃったら、もう元気にならないんだよ」。 きっとこんな風に小さな命との別れを繰り返しながら、「死」ということを理解していくんだろう。まだこんなに幼いのだから、一度で理解しろというほうが無理な話だ。 土をかぶせおえた上に石を置いてやった。ルンバは先日のお葬式を思い出したらしい。手を合わせてしばらく考えるような顔をした後、 「かぶとむしのしゃしんおいて、こうやって(両手を合わせる仕種)やろうね」 と言い出した。 「このまえ、ルンバくんとあそんでくれたおじいちゃんが、しんじゃったとき、しゃしんがおいてあったでしょ」と。先日のお葬式を思い出したようだ。 さらに後、今度はブロックで祭壇を作る。 「ここにかぶとむしさんがいて、パパと、ママと、ルンバくんと、パルくんでこうやって(手を合わせる)やるんだよ」。 ルンバなりの供養。カブトくん、安らかに眠ってください。 (ルンバ3歳10カ月/パルタ9カ月) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004年08月06日 21時34分09秒
コメント(0) | コメントを書く |
|