2221988 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

行きかふ人も又

行きかふ人も又

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Freepage List

Free Space

ゆるい分室はじめました
dekunotato.exblog.jp

Archives

2024.11
2024.10
2024.09
2024.08
2024.07
2024.06
2024.05
2024.04
2024.03
2024.02

Category

Calendar

Comments

森須もりん@ Re:【夜行列車(POCIAG)】 1959年 ポーランド映画(03/10) 小学生のときに、テレビでみました。 あれ…
ETCマンツーマン英会話@ 希望を生むもの はじめまして。先日初めて『アラバマ物語…

Favorite Blog

Kabu + Plus エースNo1さん
ある日どこかで リラ11さん
ベティ333のブログ ベティ333さん
でくの坊 雨にも … なんぜんたろうさん
My 映画 on TV 日記 タケ88フミさん
2007.08.26
XML
カテゴリ:アメリカ映画

 宇宙の支配者の命令で、人間に戦争をやめるよう忠告に来た宇宙人たちは、彼らの存在を認めないアメリカ政府に“第9計画”を実行する。
それは宇宙人が死体を蘇生させて侵略の手先にするという、恐ろしいものだった―――!



 エド・ウッドつながりで観た「死霊の盆踊り」は酷かったけれど、こちらはずっとまともなB級SF。
バートンの『エド・ウッド』鑑賞後だと、作品の裏側がわかるので楽しさも倍増するはず。なんとも微笑ましい、ダメさ加減がいとおしい。
UFO撃退のアクションシーンに使われるのは、なんと劇場から貰い受けたニュース映画のフィルム。しかし巧い具合に編集してある。
ヴァンパイラやクリスウェルという面々を観てるだけで、可笑しさがこみ上げてくる。

2-plan9-360x270-101620061117.jpg 10.jpg


 地球に降り立った宇宙人は、人間たちと共生しようとする。だが、人間たちにそのつもりはなく、攻撃を受けてしまう。怒った宇宙人はプラン9を発動するのだった。プラン9とは、強大な電力で死人を生き返らせ、人間を襲わせる計画のことだった。
これはフランケンシュタインか?! 生き返った死人はヴァンパイラやクリスウェルらが担当していて、懐かしのホラー映画さながらな雰囲気。宇宙人に立ち向かう警官たちの闘いが、地味に繰り広げられていく。

vid-blpn.jpg


本作には、ドラキュラ役で名を馳せたベラ・ルゴシの、生前最後のカットが入っているという。他のシーンは、別人がマントで顔を隠して演じているものの、どうにかしてルゴシをスクリーンにのせたかった、ウッド監督の思いが通じる。
脚本がめちゃくちゃでも、ぐだぐだでも、愛すべきB級SF映画に仕上がっている。冗長なので眠くなるのが玉に瑕。
思いのほかよかったとは言え1959年製作。本編が作られたのは『ベン・ハー』や『勝手にしやがれ』の時代なのだ。時代錯誤的だ。

†   †   † 

 製作・監督・原案・脚本  エドワード・D・ウッド・Jr
 撮影  ウィリアム・C・トンプソン
 音楽  ゴードン・ザーラー
 出演  グレゴリー・ウォルコット 、トム・キーン
      デューク・ムーア 、モナ・マッキノン
      ダドリー・マンラヴ 、ジョアンナ・リー
      ベラ・ルゴシ 、ヴァンパイラ 、クリスウェル

   (モノクロ/78分)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010.12.02 19:14:06
コメント(8) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X