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2008.04.28
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カテゴリ:ドイツ映画

 映画史に残る有名なタイトル、初鑑賞でした。
本国出身の監督、ウォルフガング・ペーターゼンは、ハリウッドで大作を撮り続けていますが、本作はTVシリーズとして放送していたドラマが元になっているそうです。

この迫力はすごいですね~
艦内を無尽に駆け巡るカメラと、ハリウッド大作とはまた一味違った、迫力ある映像の数々が素晴らしかった。
死への恐怖、戦争の虚しさを、派手な演出の先にじっくりと感じることができました。
密室、水圧、深海・・・潜水艦ものは独特な怖さのあるもの。この手のドキドキに慣れはありません。

24675208_14bbf2ee05.jpg

斬新に思えるカットが多々ありましたが、斬新というよりは懐かしいのかもしれません。
最近あまり見慣れない、立派さ。骨太で重厚なドラマでした。
当時のドイツ軍がどうであったという批判は、本作には無意味。
どの国でも、戦争は理不尽に人を死なせていったことに変わりなく。この虚しさは普遍。

地獄のような潜水艦から脱出して、陸へ帰ることを切望しながら、懸命に生き延びた彼らが見たものは・・・。海上となんら変わらない、地獄のつづき。おなじく戦場なのでした。
娯楽としても、反戦映画としても、とてもいい映画です。

das-boot.jpg

(あらすじ)第二次大戦下、基地を出航したドイツの潜水艦U-96の過酷な戦いを描く。

余談ですが、当時、潜水艦の中はかなり臭かったでしょうね~
体臭や諸々、きっと強烈だったのではないでしょうか。
臭いまで感じてきそうな良作に、ふとそんなこと思いました。
こちらも死ぬまでに観たい映画1001本に選ばれています。

dvd_boot_dr.jpg


監督・脚本  ウォルフガング・ペーターゼン
原作  ロータル=ギュンター・ブーフハイム
撮影  ヨスト・ヴァカーノ
音楽  クラウス・ドルディンガー
出演  ユルゲン・プロフノウ  ヘルベルト・グリューネマイヤー  クラウス・ヴェンネマン
  ベルント・タウバー  マルチン・ゼメルロッゲ  クロード=オリヴィエ・ルドルフ

(カラー/135分/西ドイツ/DAS BOOT)








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Last updated  2008.04.28 19:45:16
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