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テーマ:癌(3513)
カテゴリ:抗がん剤治療
吐き気対策について昨日の日記でふれましたが
自分が勤務している病院の現状をみてみると、急性悪心嘔吐に ついては、ほとんどのケースで何らかの対処がとられています。 (当日の点滴前にカイトリルやステロイド投与など) しかし、遅発性悪心・嘔吐(点滴翌日~数日続く吐き気)については 対策をとられていないケースが大半です。 薬剤師として、すべての患者さんに携わることが出来ていないため 実際に吐き気があるかどうかはわかりません… ひょとしたら、吐き気に苦しんでいないかもしれません… ただ、自分が病棟活動等で接する事の出来た患者さんの中には 吐き気のため食事を取ることができない方も少なくありません。 医師へ伝え、必要な薬剤を投与してもらい、それで患者さんの 状態が良い方向へ向かうと嬉しくなります。 しかし、医師の中には吐き気を軽視し、適切な対処をとらず 「抗がん剤を投与しているのだから多少の吐き気はしょうがない」と おっしゃる方もみえます… また、患者さんのなかにも「抗がん剤を投与しているのだから 多少の吐き気はしょうがない」と思い、吐き気でつらい事を医師へ 伝えない方もみえます。 これは、がんによる痛みについても同じことが言えるのではないでしょうか… 自分の勤務している病院では、抗がん剤を投与される方のほんの一握り しか薬剤師が関与していません。 (抗がん剤の投与内容のチェックは全患者さんおこなっていますが) チーム医療の一員として、今後薬剤師が関与することで、少しでも 良い方向へ向かうことが出来ればと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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