|
カテゴリ:抗がん剤治療
尿路上皮癌のM-VAC療法について いろいろ調べたので
メモ替わりにここに書いてみました ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ M-VAC療法(4週で1クール) 成分名 1日量 メトトレキサート(MTX) 30mg/m2 day1. 15.22 ビンブラスチン(VLB) 3mg/m2 day 2.15.22 ドキソルビシン(ADM) 30mg/m2 day 2 シスプラチン(CDDP) 70mg/m2 day 2 ≪心毒性≫ ドキソルビシンには心毒性があり、総投与量が500mg/m2を超えると 心筋障害の頻度がぐっと高くなるので 総投与量は500mg/m2以下と なっている 同じアントラサイクリン系薬剤の ピラルビシンにも同様の心毒性があるが こちらは 総投与量 950mg/m2以下 ということで、同量を投与した場合の 心毒性はドキソルビシンと比べると少ないと考えられる 効果についてはドキソルビシン・ピラルビシンと同程度とも考えられており M-VAC療法のドキソルビシンをそのままピラルビシンに変更して治療を 行うことも多いらしい (投与量は同量) ≪腎毒性≫ シスプラチンは腎障害があり、その腎障害を予防するために 多量の輸液(数リットル)を投与する必要がある(ハイドレーション) 同じ白金製剤のカルボプラチンは シスプラチンより腎毒性が低く 多量の輸液も必要ない M-VAC療法では シスプラチンをカルボプラチンに変更して 投与を行った報告もある その際の投与量は シスプラチン 70mg/m2 → カルボプラチン 280mg/m2 また、カルボプラチンもシスプラチンと同様に腎機能の状態に応じて、 投与量の調節が必要。 PS.先日 栄養アセスメントの簡易計算ソフトをUPしたのですが 上手くダウンロードできないみたいですね (^^;) また、時間があるときにチャレンジしたいと思います m(_ _)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[抗がん剤治療] カテゴリの最新記事
|
|