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テーマ:癌(3513)
カテゴリ:抗がん剤治療
今日、ティーエスワンで蕁麻疹が出てしまった患者さんのところに行ってきました
胃がんのステージ4で、最近 腹水が溜まり初めてきた患者さんです 胃がんの治療で奏効率の高い TS-1とシスプラチンの併用を行っていく予定でしたが TS-1服用 1週間ぐらいして首の部分に蕁麻疹のような症状が現れ さらに1週間後には腹部にまで広がってきました 極力、胃がんのキードラッグである TS-1を続けたいという 思いが医療者・患者ともにありましたが、 症状が増悪しているため、やもなく中止となりました この症状が過敏症かどうか、はっきりとはわかりませんが 薬が原因となっているのは確かだと思います 話しは変わりますが 先日参加したオンコロジーセミナーでエルプラットの過敏症について 話しがありました なんでも、エルプラットの過敏症は数回投与後に起こることが多く 癌研有明病院では1~3クールでは1例も発現しておらず それ以降にしか起こっていないそうです また、実際に行われているアレルギー予防方法も紹介されており これは当院でもすぐに出来るんじゃないかと思います ちなみに、同じプラチナ製剤のシスプラチンも 8回目の投与ぐらいにも良くおこるそうなので注意が必要ですね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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