カテゴリ:天皇はどこから来たか
天宇受売と猿田彦をウズベク人とタジク人に当てはめしまうのは少々無理があるような気もする。だが、これらについて少々整理する必要はありそうである。 《ソグド人の末裔 ウズベク人とタジク人》 今日テレビの「世界不思議発見」で、ソグド人のことをやっていました。……番組の最後に、「ウズベキスタンの女の子がかわいい」という話が有りましたが、その意見には同意できます。ブハラの民族舞踊で、ベリーダンスを踊った女性(20歳くらい)がとくに。 どうしても天宇受売が天の岩戸で踊っている姿を連想してしまう。(^^; 昔は天宇受売のように興に乗ってお臍の下まで見せてたりして? (゚O゜)☆\(^^;) で、同じサイトからもう少し引用しよう。 現在タジク人が、ソグド人の末裔と言われています。ウズベク人は、トルコ系民族とされていますが、タジク人との混血や、文化的結合がすすみ、同じくトルコ系のカザフ人やキルギス人とは、チョット違った印象があります。 ちょっとややこしいので整理する。 まず、日本人に似ているのはトルコ系(カザフ人やキルギス人)であり、もとはウズベク人もトルコ系なのにイラン系のタジク人と混血したために日本人とは似ていなくなった。むしろメキシコ人ぽい顔だちになった。 《ウズベク族》の写真をみると、う~ん、こんな顔の日本人は、ひょっとしているかもしれないという気がしないでもないが、やっぱりちょっとチベット人ぽいなあとも思えるし、メキシコ人ぽいと言われればそんな気もするし・・・。《ウズベク族(他民族で風情に富む新疆ウイグル自治区)》の男性の写真は、モンゴル人力士か若かりし頃の長島茂雄って感じ?(^^ゞ このように混血によって現在のウズベク人ができたわけだから、それ以前の純粋トルコ系の原始ウズベク人もいたことだろう。私が 問題は、ウズという言葉が古くからあったかどうかである。その可能性は十分にあるが、それが当時からウズベク人に結びついていたかどうかは分からない。 《ウズベク(ウィキペディア)》 自称はO'zbekで、まれにオズベクとも表記される。他称はUzbek (Узбек)。ウズベク(オズベク)は、テュルク語で「自分」を意味するオズ(öz)と「君主」を意味するベグ(beg)が語源で、「自身が主」を意味するという。この名が民族名に使われたのは、ジョチ・ウルス(キプチャク・ハン国)の最盛期を築き、支配下の遊牧民たちをイスラム教に改宗させたウズベク・ハンに由来するとの説が有力であり、15世紀頃に中央アジアの南部にいたチャガタイ・トルコ人(ティムール朝の人々)が北のジョチ・ウルス東部の遊牧民たち、あるいは『イスラム教徒化したジョチ・ウルス起源の遊牧勢力全体の総称』として「ウズベクたち」(ウズベク族)と呼んだことが知られる。これを後述する現代のウズベク民族と区別する必要があるときはとくに遊牧ウズベクと呼ぶ。 一人称というのは言語のなかで最も大切な単語の一つだから、ウズ(自分)という言葉はずっと古代から存在して可能性は十分にある。私が天宇受売の故郷として想定しているのはフェルガナ盆地の東だから、ひょっとしたらテュルク語を話す人々が古代からその地方に住んでいた可能性もまた十分にある。ウズベクという民族名は15世紀頃に成立したのかもしれないが、その同じ民族の一部に関してウズという民族名が存在していた可能性は十分にあるのではないかと思う。「自分が主」という民族名は、その民族がかなり強大にならないと他民族から認められないが、単なる「自分」族であるならば弱小でも認められる可能性は高いからである。「ウズ、ウズ(自分、自分)」と言っている人々は「ウズたち」と呼ばれたことだろう。ちょうど我々が韓国人を「ウリ(自分たち)ナラ民族」とあだ名するように。 ついでに上記のサイトからサルト人に関する部分を。 このように定住化したウズベクが担った国家はトランスオクシアナのブハラ・ハン国、ホラズムのヒヴァ・ハン国、フェルガナのコーカンド・ハン国の3国があり、総称してウズベク3ハン国と呼ばれる。これは19世紀にロシア帝国に併合され、ロシアはこの地方のムスリム定住民を言語に関係なくサルトと呼んだ。 ロシア人による命名だから、サルトが ウズベク人がタジク人の血を入れたというのは、天宇受売が猿田彦の子孫を作って猿女君と称したというのと並行する。猿女君は神楽に奉仕する氏族だが、神楽というのはなんとなく異国的な匂いがする。あの原色っぽい美術様式はチベットやモンゴルという感じもする。しかしペルシャほど洗練された感じはしないし、もちろんヨーロッパ的でもない。神楽の美術様式を探れば、皇室周辺の日本民族の起源が見えてくるのではないかとも思う。 で、このタジク人はソグド人の末裔ということだが、ソグド人を追うと猿田彦の正体が見えてくるだろうか。ちょっと気になるところではある。 人気blogランキング ↑この記事が面白かった方、またはこのブログを応援してくれる方は、是非こちらをクリックしてください。 「p(^o^) 和の空間」の Window Shopping |
|