ブログ散策：天皇制の危機(91)

2008年12月01日

テーマ：政治について(19783)

カテゴリ：天皇制の危機

〔ブログ散策〕　今回のテーマは、天皇制の危機(91)

　この天皇制シリーズの他の記事を参照したい場合は、《目次　ブログ散策：天皇制の危機》からどうぞ。

　皇位継承問題に関しては新ネタは尽きていると思うのだが、とりあえずいつも警鐘を鳴らしておくために、あえてブログ記事をピックアップし続ける。

lifeworkを，変えました。（十塵録　2008年10月05日）
↑ブログ記者曰く：政権交代しなくても，天皇がいる方がいい。９条があっても，天皇がいる方がいい。天ちゃんに別に思い入れはないけど（こうして「天ちゃん」呼ばわりするくらいだし），知れば知るほど，歴史をここで寸断することはいかにも「もったいない」し，先祖に対して不敬だと思う。無知は罪。先祖及び後世に対して，罪。何が重要で何が重要ではないか，そのpriorityを考えると，政権交代とか９条とかよりも，「天皇をどうするか」の方がどうも大事のように思われる。

運動会を観戦しただけで（随想　吉祥寺の森から　2008年10月28日）
↑ブログ記者曰く：厳密に言えば、皇族たる天皇が必ずやらなければならないことは国務大臣の認証行為やその他の「国事行為」だけであって、いわゆる「公務」といわれているものの圧倒的多数を占める「公的行為」はこなさなければならないことではない。宮内庁がそれらを「公務」として設定し皇族にそれに取り組むかどうか確かめることはできようが、押し付けることはできない。……皇太子だけでも大分の行事を優先して出かけただけでも褒められて良い。普通の親にとっては仕事のやりくりをつけて何とか運動会を見に出かけることは非難されることではない。自称、「皇族びいき」という方々が自分たちの理想型にぴたりとはまらない皇族をあれこれ騒ぎ立てる日本は程度の差こそあれ英国王室報道と似ていて見苦しい限り。

英タイムズ紙に報道された雅子妃 (日本が好きなだけなんだよ　2008年10月30日)
↑こちらは、徳仁皇太子殿下の即位には反対の人である。しかし、ブログ記者曰く：反日マスコミとのコラボで、愛子内親王を女帝にしようという皇太子夫妻の行動は、1500年以上続いてきた伝統ある日本の皇統を破壊しようとするものであり、反日芸人の中山千夏が「女系天皇賛成、なぜなら天皇家が断絶するから」と言ったように、反日勢力の企みは天皇家の断絶にあったと思われる。古来より、家系は男系（男親の家系）によって継続されてきたが、それは迷信ではなく、Ｙ染色体が男親から息子に受け継がれていくという事実からも分かるように、一種の自然界の仕組みであり、男女平等などの問題とはまた別の問題である。天皇陛下の権威は、1500年以上の男系継承に根ざしており、キャリアウーマンとか男女平等とか、そういうレベルで語られる話ではないのである。

な～～んか、嫌な感じ…。（見る夢は、いつも色つき。　2008年11月04日）
↑皇太子夫妻、特に雅子妃に対する「悪い噂」が、多過ぎることに関して苦言。コメント欄も良識ある人が発言しています。

竹田恒泰先生新風で語る！（鈴木信行の新風通信　2008年11月08日）
↑私的なまとめ。講演した竹田氏の見解では、「宮家は皇室の伴走者であり、500年に一度の危機に際して、普段は存在するだけで意義があり、江戸時代同様に、四つの宮家が必要ではないか。」「憲法学会で通説となっている8月革命説と、憲法無効論は左派を利するだけ……。結論としては、国体不変である。」　また、ブログ記者は、「内親王殿下の御養育が妃殿下にとっては、役所の行事よりも大切な事であると、竹田先生のお話で確信した。」という。

韓国の捏造歴史批判Part20（Mello'sDiary 1.25Generation　2008年11月10日）
↑〔おすすめ記事〕韓国批判がちょっと気になるが、男系主義の立場を比較的よくまとめている。

新嘗祭（勤労感謝の日）（一燈照隅　2008年11月22日）
↑新嘗祭がどのように行われているか、竹田龍夫（元式部官）『宮中物語・元式部官の回想』中央公論社より抜粋。ブログ記者曰く：この「新嘗祭」の祭式で気づいたのですが、皇后陛下、皇太子妃殿下など女性皇族が参進されていないようです。それと天皇陛下の行いを皇太子殿下だけがご覧になって伝えていくようになっていることです。
　私（桜井和空）が思うに、祭祀は男系である氏族によってその伝統が守られてきたものだから、民間人出身の（つまり別氏族の）現皇后陛下・現皇太子妃殿下は祭祀には加わらないのが当然なのである。

女性天皇の是非についての議論について考えてみた（私が正論だ！　2008年11月24日）
↑〔注目記事〕ブログ記者曰く：天皇は神様（広い意味で）であると多くの人が思っている．……天皇制肯定派なら，神ではない人間が「女性でもいい」とか「男性でなければダメだ」など言うこと自体が矛盾している．神様のことを決めるのは神様だ．人間がとやかく言うのはおかしい．神様がなんであるかを法律で決めるのはおかしな話だ．……一方で男女同権を根拠に女性天皇がいいというのもおかしい．女性でもいい，というなら天皇家と血縁がない人でもいいということにならないか？　国の象徴．国の精神的支柱として能力適性があるなら，男女も出自も関係ない．男女平等なのに出自には差があるのを肯定するのか？……天皇制肯定派ならば「それは天皇陛下ご自身が決めるべき時期に決められることだ．臣民が口を挟むことではない」というのが正しい．天皇制否定派ならば「そもそも天皇制自体がおかしい．国の象徴は能力適性のある人から選ぶべきだ（たぶんこれは大統領制なのだろう）」と言うのが正しい．

万世一系の天皇存在とは何か‥‥…その存在論的意味……（日本を独立国にする会　2008年11月28日）
↑堅苦しい原理論。ま、参考までに。