南半球ブラジルで、文具をゲット!
ボンジーア!(おはようございます)今回の文具びよりは、夏休みで訪れているブラジルからお届けします。前もってブラジル在住の友人に文具のことを聞いていたのですが「文具のことはあまりわからないんだけど、ヨーロッパからの輸入物が多く、国産品はあまり見たことがないような、、」という答え。リオデジャネイロ2泊、サンパウロ2泊、イグアス1泊と、慌ただしい日程でしたので観光の合間に、あまり期待はせずに、文具店を見かけたら寄ってみるという感じに。確かに友人の言うとおり、ファーバーカステルとかスタビロとかのヨーロッパメーカーのものが中心ではありましたが、文具マニアの私、ちゃんとブラジルらしい文具もチェックしましたので、幾つかご紹介しますね。まず、リオで立ち寄ったのは、古ーい昔ながらの文具店「バザール マロコス」。あのアントニオ・カルロス・ジョビンが常連だったことでも有名なカフェ「ガロータ デ イパネマ」の斜め前に有りました。まさに昭和の香り、時が止まったような店内。目立つ場所はヨーロッパメーカーの文具ばかりでしたが、棚の下の方の地味な場所にブラジルメーカーの文具を発見。まずノート各種。紙質はあまり良くないのですが、とってもカラフルなところがブラジルらしい。お店の人に聞いたら、「tilibra」「Jandaia」「kajoma」などは全部ブラジルの文具メーカーだそう。特に「tilibra」は、ブラジルのコクヨ的存在だとか。一冊4,5レアル~6,5レアル。(1レアル約50円)隅々まで見ていたら、ブラジルメーカーの筆記具も見つけました。ボールペンは「COMPACTOR」というメーカーで一本0,9レアル。ちょっとくすんだ感じがレトロ。安いけど書き心地は余り悪くありませんでしたよ。12色クレヨンは、「ACRILEX」というメーカーで一箱5レアル。ブラジルメーカーの文具は、どれも値段も安く庶民の味方。裕福な家の子供とそうでない子供では、使う文具も違うのがブラジルだそうです。さらに、マニアックゾーン、事務用品のコーナーには、業務用冊子がズラリ。面白いので幾つかゲット。「VALE com canhoto」は、ポルトガル語で仮払い書ー控え付という意味。「Pedido」は注文書。「BOM PARA」は日付け入り送り状。そしてタクシーの領収書も。タクシーだけは単語が一緒なのでわかりました。1冊2レアル前後。中身はこんな感じ。印字が黄色、緑、青など中もカラフルでPOPなのがブラジル風。かなりおタクなものを買って喜んでいる私に、ガイドさん一言「こういう送り状や注文書がいくらあっても、日にちも中身も大雑把でいい加減なのがブラジルなんですよねーハハハ」「大雑把だからこそ、何とか混乱しないよう控えや領収書関連の紙類が多く生まれたんじゃないですか?」と私。そうかもねーと二人で納得。きっと観光客は立ち寄らないであろう、地味な一軒の文具店で、ブラジルの生活文化をも垣間見た、有意義な時間でした。長くなりそうなので、他のお店の文具はまた今度。