2816959 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

真理探究と歴史探訪

真理探究と歴史探訪

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2015年06月18日
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
IMG_2387 (640x474).jpg

今年の5月17日に、福岡県糸島市の「高祖山(たかすやま)」への登拝が契機となり、先日の6月13日には滋賀県と岐阜県の県境にある「伊吹山(標高1,377m)」に登る機会を得た。

※関連記事・・・『伊都国の高祖山(たかすやま)』に登る⇒ リンク

上にリンクした記事にあるように、古事記編纂の土台と思しき三つの基本三角形の、その中央部となる三角形は「伊吹山」を頂点として「伊勢」と「三輪」を結んでできる、「正八角形」を基盤とする二等辺三角形で構成されている。

その二等辺三角形の鋭角の頂点が「伊吹山」の山頂であり、また「正八角形」の中心点に相当し、古事記では天空に輝く北天の中心「北極星」の投影地として、特別に位置づけられている模様である。

今回の伊吹山への登拝は、来月の七月後半に山口県内で開催する自作の造形展示会(詳しくは6月22日に告知予定)に先駆けて、「古事記」の隠れた編纂者が意図したであろう「北極星」の地上投影地たる伊吹山の山頂を訪れ、その山頂で体感する息吹きを作品展示に反映する機会をいただいたものと推察する。


さて冒頭の画像は、伊吹山への登拝前に琵琶湖に浮かぶ「竹生島」に渡った際、東方の伊吹山方面を撮影したもので、湖面の向こうの画像中央に薄らと見える山並みが「伊吹山」だ。

IMG_2440 (640x480).jpg

そして「竹生島」から帰港して、当日の目的地たる伊吹山に登る直前に訪れた場所があった。

それは、日本武尊(やまとたけるのみこと)が伊吹山に登る際に、お妃である尾張の宮簀媛命(みやすひめのみこと)の元に「草薙の剣(三種神器の御剣)」を置いてから登ったとされ、その後に「草薙の剣」を御神体として祀られたのが創始とされる「熱田神宮」である。(上の画像は本殿を撮影したもの)

この熱田神宮の境内には、別宮の「八剣宮」が鎮座しており、今回の神宮参拝はこの別宮から始まった。

今まで何度か神宮を訪れており、この「八剣宮」を参拝したのは今回が初めてだが、これを調べると過去に同じく「八剣宮」と称されたと記録に残る、北部九州は遠賀川の河口域に鎮座する「高倉神社」との深い関連が窺え、またこの遠賀川流域に日本武尊を祀る「八剣神社」が多いことも含めて、「九州王朝説(⇒リンク)」の歴史の真実味が増してきたと実感するところだ。

さらに「八剣宮」の「八剣」が示す本質とは、「北斗八星(北斗七星+輔星)」とする北辰・北斗信仰が背景にあると判断され、古事記が物語る「北極星」の投影地「伊吹山」に登る前に、その「北極星」の周囲を廻る「北斗八星」の投影地たる「熱田神宮」を参拝することが、おそらく順序として必要だったという感覚が掴めたのは、この旅路から帰ってきてからである。

神宮本殿を参拝の後、本来は禁足地で近年になって一般の参拝が許された本殿の北西に鎮座する「一之御前神社」を参拝、本殿の周囲を廻る「こころの小路」を経由して「清水社」では美味しい湧水をいただき、明治時代の中期まで御神体の「草薙の剣」が祀られていたとされる「土用殿」に参拝の後、いよいよ高速を乗り継いで「伊吹山」の山頂へ向かった。

IMG_2529 (640x480).jpg

伊吹山(百名山)の登山は、有料の伊吹山ドライブウェイを使えば山上の駐車場が9合目となり、後は山頂までの標高差約100mを徒歩で登ればよいので、ハイキング感覚で気軽に登れる山といえよう。

その伊吹山の広大な山頂部より、西方の琵琶湖方面を撮影したものが最後の画像である。薄霞がかかっており展望は今ひとつだったが、下方より吹き上げてくる風の強さに圧倒され、まさに大地の息吹きを体感したところである。

「伊吹山」の登拝は今回で三度目となるが、上述の「古事記」が構想したと思われる天体「北極星」の投影地点としてだけではなく、特にこの度の思い入れとして意識に浮上してきた幾何的構造があった。

それは前回のブログでも触れたが、「日本列島」の全体を、開いた「日の丸扇」と見立てた場合に、「富士山」を扇の「要」と認識することができ、それを閉じた場合の扇の先端が本州最西端の「毘沙ノ鼻」、その先端の留め具として「蓋井島」が想定できるとした。

そこで、扇を開く仕儀として、右手で扇の要のある根元を握り、まず一本の骨を手指を使って開いてから、時宜を得て残りの骨を一気に開いて全開すると聞く。

その扇を完全に閉じた状態から、その一本を開いた骨の直線が列島へ投影された軸線を、「富士山と出雲を結ぶ東西軸」と見立てて、このブログでは何度も取り上げてきた。

実は、この「富士山と出雲を結ぶ東西軸」の軸線上に、「伊吹山」が含まれているのである。その「伊吹山」の場所こそは、まず扇に手をかけて一本の骨を開く際に、その骨に「親指」を置いて力を込める大切な位置に違いないと、今回の旅路の直前に直感したのであった・・・。

日本列島を象徴する「日の丸扇」・・・その閉じた扇を開く際に、まず一本の骨を開く重要な働きを担う「親指」の位置が「伊吹山」であり、それはまた北天で最も重要な星とされる「北極星」の投影地でもあった・・・。


古代史の研究者の間でも・・・中国や半島諸国に対する外交文書として編纂された側面を持つ「記・紀(古事記と日本書紀)」によって、当時の国家機密となる「富士山と出雲を結ぶ東西軸」は隠され、その代わりに「伊勢と三輪を結ぶ東西軸」が設定されたのでは・・・と取り沙汰されてきたが、私もその見解に賛同するものである。

※関連記事・・・「もう一つの太陽の道」⇒ リンク

時代は既に、これまでの「伊勢と三輪を結ぶ東西軸」から「富士山と出雲を結ぶ東西軸」へと、「伊吹山」を起点に大きく転換したのであり、その扇の一本の骨が開いた見立ての「富士山と出雲を結ぶ東西軸」は、記紀神話の「岩戸開き」の如く、あるいは日本列島に擬えられる「日の丸扇」のように、一気に全開する季節を迎えたと感じている。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2015年06月19日 13時58分09秒


PR

サイド自由欄

《 立体工作のご案内 》「綿棒」で立体を作ってみよう!
http://plaza.rakuten.co.jp/opektal/diary/201209180000/
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
☆【YouTube】『スケルトン立体』を作って楽しもう!
No.1…《綿棒工作》の「準備編」(以下のURL)
https://www.youtube.com/watch?v=uAtddr1KZWU&t=216s
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◎【Facebook】(以下のURL)
https://www.facebook.com/yuichi.yamamoto.10485
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*livedoorブログ(造形作品の紹介など)
http://blog.livedoor.jp/tyctm237/
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◎連絡先
tyctm237★yahoo.co.jp
(ご連絡の際は★を@に)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

© Rakuten Group, Inc.