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カテゴリ:神戸歴史
橋長3,911m、ケーブルを支える2つの主塔間の長さ1,991m、主塔の高さ297mの世界一のつり橋があります。明石海峡大橋です。その明石海峡大橋の神戸側のアンカレイジのそばに孫文記念館(移情閣)があります。元々は現在の場所ではありませんでした。明石海峡大橋の建設にともない、いったん解体されて西南200mの現在の場所に移転、復元されました。
この孫文記念館(移情閣)は中国人の神戸の実業家、呉錦堂(1855-1926)の松海荘という別荘を前身としています。大正4年(1915年)の春、その別荘の東側に八角三層の楼閣「移情閣」が建てられました。外観が六角に見えることから、地元では「舞子の六角堂」として親しまれてきたそうです。 移情閣は神戸華僑総会が管理していましたが、昭和57年(1982年)9月に兵庫県に寄贈され、昭和59年(1984年)11月12日、孫文の誕生日に「孫中山記念館」として公開されました。その後、明石海峡大橋の建設にともない、いったん解体されて、平成12年(2000年)4月に完成しました。平成17年(2005年)10月に、「孫中山記念館」は「孫文記念館」と改称されました。 孫文記念館(移情閣)は、中国の革命家の孫文(号は中山、または逸仙:1866-1925)を顕彰する日本で唯一の博物館です。 孫文と松海荘との関わりは、孫文が大正2年(1913年)3月14日に神戸に来た時に、神戸の中国人有志が開いた歓迎の昼食会の会場になった時に始まります。 この孫文記念館(移情閣)には、日本と孫文、神戸と孫文の関わりを中心に、呉錦堂の生涯などの展示が行われています。 孫文胸像 3階天井 孫文先生之像(大倉山公園):孫文と神戸、をご覧ください 孫文と宋慶齢の仲を取り持ち、2人の結婚の世話をした日本人女性、をご覧ください 孫文と神戸補訂版 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.09.05 16:19:55
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