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カテゴリ:暮らし
近松門左衛門の浄瑠璃の名作に『心中天の網島』がある。この浄瑠璃は、大阪・天満宮前町の紙屋治兵衛と曽根崎新地の遊女小春が情死を遂げたのを、題材としたものである。二人が情死を遂げたのは、享保5年(1720年)10月14日夜のことだ。
この事件を描いた『心中天の網島』が道頓堀で初演されたのは、12月6日である。事件から2カ月もたっていないのに、浄瑠璃の名作が書かれたことになる。 現代も痛ましい事件や事故が頻発しているが、18世紀の初めには、水の都・大坂では、心中や殺人、密通などの事件が次々と起こっていたそうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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はじめまして。
「心中天の網島」っていう日記にタイトルに 反応しちゃいました。 事件から2カ月もたっていないのに、浄瑠璃の名作と なったのですね、、、情死はいつの世も、反社会的 なんでしょうが、人間の性(さが)を惹きつけないでは いられないものなんですね。 心のどこかで、あこがれてたり、、、 遠い昔の今日だと思うと、切ない夜になります。 (2010.10.14 21:56:01)
はじめまして。
ご訪問ありがとうございます。 いつの世も思いを添い遂げることは難しいものです。 憂き世だからこそ純粋な、あまりに純粋な思いに感動するのでしょうか。 (2010.10.15 09:18:30) |