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KUROうさぎの『コンサートを聴いて』

KUROうさぎの『コンサートを聴いて』

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2024.05.03
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カテゴリ:オペラ

鑑賞日:2024年5月3日(金・祝)

ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024
ORIGINES(オリジン) ――すべてはここからはじまった


【主催】ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024 運営委員会
   (三菱地所株式会社/株式会社東京国際フォーラム/株式会社KAJIMOTO)

 LFJ-TOKYOは昨年再開し、今年もGWに行うとのことで、山の神と有楽町へ出掛けた。

 今年はコンサート会場にG409、マスタークラスにB5が加わり、更に地下ホールEのキオスクステージも再開したことで見所が増えている。ホールEでは、楽器メーカーの制作デモや楽器体験コーナー、帝国ホテルの出店、グッズ売り場もあり。
ホールEの復活で地上広場の混雑も緩和されていた。
 公式CDは20周年記念の過去の寄せ集めで、今年の出演者のナントでの録音CDは無し。ガラス棟の吊り下げポスターは1枚のみ。



​​​​


 今回も海外からのオーケストラや合唱の公演はなく、天羽明惠の公演とア・カペラ トリオのレ・イティネラントが面白そうなので、時間の合った「ルネ・マルタンのル・ク・ド・クール」を選択。

 ホールEでの洗足学園音楽大学サクソフォーン・オーケストラによる「ダッタン人の踊り」を聞いて、ガラス棟のG409へ。
 ホールEのステージが壁側に変更されたことで、客席広くなり、客席側の移動もスムーズになったのは良かった。



公演番号:143/すべてはモーツァルトから始まった!
 日時:2024年5月3日(金・祝) 13:30~14:15
 会場:東京国際フォーラム ホールG409
 入場料:¥2,700(指定席2列目)

出演
ソプラノ:天羽明惠
ピアノ :村上寿昭

曲目
モーツァルト:すみれ K.476、ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いたとき K.520
シェーンベルク:4つの歌曲 op.2 から 1.期待、2.僕に君の金の櫛を贈ってくれーイエスの懇願
ベルク:7つの初期の歌 から 葦の歌、夜うぐいす
ツェムリンスキー:バラのイルメリン op.7-4、民謡 op.22-5
ウェーベルン:4つの歌曲 op.12 から 1.日は暮れて、4.似た者同士
ウルマン:5つの愛の歌 op.26 から 1.お前はどこからその全ての美を受けたのだ、2.ピアノを弾きながら、5.おお、美しい手よ

感想
 客席は満席、入口壁付近の2列目で聴く。昨年はベートーヴェンの歌曲だったが、今回はモーツァルトから始まり、その後はドイツ近代作曲家の歌曲。
 
 シェーンベルクは合唱曲「グレの歌」、ベルクはオペラ「ヴォツェック」「ルル」、ツェムリンスキー「フィレンツェの悲劇」を聞いたことあるが、ウェーベルン、ウルマンになると初めて聞く作曲家。だんだんと12音階や無調性に進んでいく。
 G409は天井が低く、下が絨毯で、全く反響しないため声楽には不向きな会場だが、天羽明惠さんは、正確な音程と美しいドイツ語の歌声で、心地よく聞くことが出来る。入口で配られた歌詞カードを見ながら聞くと、更に曲の内容が伝わって来る。
 アンコールでモーツアルト歌曲を1曲歌われて、ほぼ時間通りに終了。

 
 公演終了後、ホールEに移動し、帝国ホテルのキーマカレー・ナン付で遅めのランチを済まし、展示ブースやグッズ売り場、DJブースを覗いて、ホールCへ。ホールEはこの後公演のカルメンの場当たり中。


楽器ブースではコントラバスの削り出し実演あり。




 
公演番号:124/ルネ・マルタンのル・ク・ド・クール
        ~ハート直撃コンサート~

 日時:2024年5月3日(金・祝) 16:10~16:55
 会場:東京国際フォーラム ホールC
 入場料:¥3,000(S席5列目)

出演
イリス・シャロム (ヴァイオリン)
クシシュトフ・ミハルスキ (チェロ)
アントナン・ホ゛ネ (ピアノ)
 曲目:ラヴェル/ピアノ三重奏曲 イ短調から第1,2楽章

ヴァランティーヌ・ミショー (サクソフォーン)
ガブリエル・ミショー (パーカッション)
 曲目:ピアソラ/失われた小鳥たち、ビートルズ/ブラックバード

レ・イティネラント (ア・カペラ トリオ)
ティエリー・ゴマール (パーカッション)
 曲目:伝統曲/ウォーキング・ソング、アデス・キリイ、ボン/水の月、
    ドビュッシー/亜麻色の髪の乙女

エリプソス四重奏団 (サックス四重奏)
 曲目:ディ・バッコ/パリの4本のサックス

感想
 客席は満席。ルネ・マルタンが選出した、LFJ初参加の若手注目の演奏家を集めたコンサート。
 最初にルネ・マルタンが登壇し、4組の演奏家のプロフィールを紹介。

 1組目は比較的オーソドックスだったが、2組目以降は、曲をグループに合うようアレンジしての演奏で面白い。

 3組目のレ・イティネラントは、民族曲風のアレンジで途中「荒城の月」のメロディーも聞こえてきた。女声3人の声にそれぞれ特徴があり、重なった時の倍音の響きが美しい。パーカッションは、目立たず、コーラスを補うように演奏され、心地よい。

 4組目のエリプソス四重奏団はサックス4重奏。ラプソイン・ブルーのメロディーも聞こえ、途中サックス演奏を止めて急にコーラスが始まった所が斬新で楽しい。

 レ・イティネラント単独の演奏を聞きたかったが、5/3,5の夜だったため時間合わず残念。

 去年復活し、今年はホールも増えて選択肢が増えたことは喜ばしい。新型コロナの影響は無くなったものの、円高の影響で海外からのオケや合唱は呼びにくい状況だと思われるが、ぜひ来年はナントと同じ演奏家の公演が増えることを期待。


End
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最終更新日  2024.05.07 08:28:58
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