脱走事故
土曜日、私も何度か行ったことのあるいわき市の被災動物シェルターで1匹のワンコが脱走するという事故がありました。ここのシェルターの作業時間は、朝8時過ぎ~お昼/午後3時頃~6時頃となっていて、日によっては 昼休みの時間帯は 人がほとんどいません。ワンコが脱走したのは、この長い昼休み時間帯。このワンコは 鎖などではつながずに 室内にいました。ドアは二重扉・・・なのですが、老朽化していて ちゃんと閉まっていなかったのか、確認が不十分だったのか・・・。忽然と部屋から姿を消えていたそうです。いない! ということが分かってからは、SNSでの情報拡散とともにみんなで探し回ったそうですが、なかなか見つからず・・・。私は、夕方遅くにSNSを見て、脱走のことを知りました。このワンコは 自分のことを人間だと思っているような子で、スタッフさん大好き!犬舎で他の犬の隣にいるのを嫌うので、特別にスタッフさんの部屋で寝ているくらいです。スタッフさんも この子をとっても可愛がっていることを知っているだけにそのスタッフさんの気持ちを想うと ・・・遠く埼玉で せめてできることを・・・と 捜索チラシの作成をしたりしていました。結局 このワンコは 翌朝早くに シェルター近くで無事に発見されました。今回は無事だったから良かったけれど、命を預かるということは 本当に大変だと改めて思いました。もちろん、自分の子として飼う時も 責任の重さ、命の重さは同じですけど、避難されている方から 預かっているシェルターでは、預かった時よりも 健康な状態で 飼い主さまにお返ししたいと思っています。そのために 大勢のボランティアとともに 毎日作業をしています。ボランティアの多くは、犬や猫を飼っている(飼っていた)方が多いですが、「自分の家では ここまでやらないよね~」と言い合うくらい 衛生にも気をつかっています。それでも やっぱり事故や病気を完全に防ぐことは 難しいことです。(私自身 犬に噛まれちゃいましたしね...)長々と書いているうちに 何を書きたいのか分からなくなってきましたが・・・今回のシェルターのスタッフさんは 何度も会って友達になっていたので、脱走したワンコのことはもちろん、その人のことも心配でたまりませんでした。私の周りには、福島にボランティアに通い続ける人が大勢いますが、原動力は みんな同じなのかもしれません。 そこにいる誰かが気にかかるから。。。「あたし達のことも気にかけてくれている?」もちろんです!