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医療保険のからくり

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2011/01/03
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カテゴリ:カテゴリ未分類





1入院で保障される主な日数
30日、60日、120日、180日、365日、730日などがあります。
そこで、これらの中から、何日の保障日数があれば良いかを決めるとき


●入院は長くしない
●入院は長くさせてくれない
●平均在院日数は40日を切っている

などの情報から
1回の入院で保障してもらう日数を選ぶのは
1入院60日が一番多く、次いで120日を選ばれる。

それ以上長い日数を選ぼうとはしない
また、必要と思ってもいないようです。

その原因は
1入院とは、1回の入院で保障される日数の限度であって
退院すれば、次の1入院の日数分を通算で保障される日数になるまでは
何度でも保障してもらえる。と理解されているからだと思います。





ところが
保険会社が決めた「1入院」と言う保障条件は
何度も入退院を繰り返す入院になると
その時の治療期間内のすべての入院を通算して「1入院」とみなされます。


その結果、1回ごとの入院を1入院として保障してくれないので
1入院で保障してもらう日数についての考え方を変えなければなりません。


その為には
何度も繰り返し入院をしている事実があるのか?
また、繰り返し入院されている方の割合はどのくらいあるのか?
を確認しなければなりません。


●厚生労働省、患者調査

 

退院の事由の内訳を見れば分かります


 

入院前の場所、退院後の行き先



以上のデータから、
退院=全員が完治ではないことが分かります。
退院=全員が家庭に戻るのではないことも分かります。


何度も繰り返し入院をしていると思われる患者の割合は
退院患者全体の25%前後になっていることも分かります。


退院患者全体の25%前後の方の治療期間内の全ての入院を通算して「1入院」とみなされることが予想できます。



そこで、どんな入院に保障が必要かを考えるために病気の入院を大別すると
治せる病気の入院と治せない病気の入院に分けて考えると分かりやすいです。

■治せる病気で入院した場合
ガンでも手術などで病巣を取り除いて転移や併発がなければ入院日数は長くなりません。治せる病気の入院日数は比較的短期入院になると思われます。そして、治して退院するので次ぎの入院は新たな病気を発病するまで当分の間、ないと思われます。


■治せない重い病気で入院した場合
病院事情で1回の入院で入院されてくれるのは最大3ヶ月が目安。治っていなくても退院を強要されます。従って、他の病院に転院するか、退院しても間もなく再入院をしなければなりません。
病気を治せなくても治療効果が少しでもあれば延命になり入院日数は長くなる場合があります。そんな病気になると、どのくらいの入院になるか分かりません。


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「1入院」と言う保障条件からどう対処すべきか分かりました。
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いずれの入院でも、一生涯で何度も罹患される方は滅多にいないので、一生涯で入院を保障されるのは1入院の日数の範囲になると思って対処すべきであると判断できます。

従って
一生涯で入院を保障されるのは1入院の日数になってしまうと判断できることから、1入院の日数は治せない病気の入院を補えるように考えなければなりません。



例えば、
1入院60日、通算保障日数1095日の保障では、
治せない重い病気で入院し、何度も再入院を繰り返して通算では500日の入院日数になっていても、通算500日の入院を1入院とみなされるので、保障されるのは60日が限度になります。

このように、治せない病気になると、いつまで入院するか分からないので
できるだけ長い保障日数を選ぶ必要があります。

主な1入院の日数から1入院730日の保障になります。


※参考に
長く入院をさせてくれない、平均在院日数は40日を切っているというのは何度も繰り返し入院したときの入院1回だけのことを言われているので、1入院という保障条件に相反するデータになります。

この保障条件は保険会社に都合良い条件になっていると共に、実際には一生涯で保障されるのは1入院の日数になってしまうのに何度も保障してもらえると思わせる、誤解を招く原因にもなっていると思われます。



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入院を保障される日数によって補う医療費負担額が分かります。
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一生涯で入院を保障される日数は1入院の日数になることから、同じ日数を入院したときに病院に支払う医療費の目安が分かります。


その根拠
高額療養費助成制度は、医療費の3割負担の上限が1ヶ月単位で決められているからです。
従って、毎月の医療費負担限度額を累計すれば入院月数ごとの医療費負担額は入院しなくても分かります。そこで、1入院の日数を月数に置き換えれば、保障される日数の医療費負担額が分かります。その医療費負担額を補う保障だと分かります。
※詳しくは高額療養費助成制度を参照して下さい。



補う医療費負担額が分かれば、保険料を負担する限度になる
保険とは少ない負担で大きな保障だから保険です。補う損失よりも保険料が多くなれば保険に入る必要はありません。従って、入院を保障される1入院の日数で補う医療費負担額が分かることから、その医療費を補うために負担する保険料の総額は補う医療費負担額より多く支払わないようにしなければ保険にならないことが分かります。



例えば、69歳以下の方で収入基準が一般世帯に該当する方が
入院したときに1ヶ月単位で病院に支払う医療費は
1ヶ月目約9万円、2ヶ月目約9万円、3ヶ月目約9万円、4ヶ月目~12ヶ月目までは¥44,400が限度。

これらの医療費負担額を1入院の日数に応じて累計すればいくらの医療費負担額になるか分かります。その負担額を補うために保険に入るのです。

1入院30日=1ヶ月=9万円
1入院60日=2ヶ月=18万円
1入院120日=4ヶ月=30万円
1入院180日=6ヶ月=40万円
1入院365日=12ヶ月=66万円
1入院730日=24ヶ月=132万円


そこで、1入院60日の保障を選ぶ場合、60日の入院で病院に支払う医療費負担額は18万円が目安。従って、保険に入らなくても医療費負担は18万円で良いのだから、保険に入って1入院60日の保障をしてもらうために保険料を一時払いで18万円以上だと言われたら、保険になりません。そんな条件だったら保険に入らずに入院した時に18万円を支払ったほうが賢明だからです。






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次に、1入院の日数によって補う医療費負担額が分かることから、何日の保障を選ぶかは保険料次第になる。
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1入院の日数に応じて保険料が公平料金になっておれば、自分が思う保障日数で良い。

例えば、
1入院60日=18万円の医療費負担額を補う保障なので保険料を支払う総額は18万円より多く支払うのであれば保険にならないことから18万円が限度。

1入院730日=132万円の医療費負担額を補う保障なので保険料を支払う総額は132万円より多く支払うのであれば保険にならないので132万円が限度。

そこで同じ保険料支払期間にして、その期間に保険料を支払う総額が補う医療費と同額になる保険料であればどちらを選ぶかは本人次第です。

例えば、保障期間:終身保障、保険料支払期間10年
18万円÷10年÷12ヶ月=¥1,500(1入院60日の月払い保険料)
132万円÷10年÷12ヶ月=¥11,000(1入院730日の月払い保険料)
このようにどの保障日数を選んでも同じ保険料支払期間に支払う総額がそれぞれの補う医療費までになる保険料になっているのであれば、どの日数を選んでも問題ありません。



ところが、そのようにならない場合
どの日数を選ぶかは保険料が補う医療費負担額と同額になるまでの支払い回数が一番長くなる保障の保険料が一番メリットになる保険になると判断できます。

従って、
どの日数を選ぶかは選んだ1入院の日数に対して保険会社が決めた保険料を確認するまでは決められないのです。


※現状の保険料では
保障に応じての支払い限度額になるまでの支払回数が一番長くなるのは、1入院730日型になるようです。
1入院の日数が短くなるほど保障日数に対しての保険料負担は高くなっているようです。従って、短い日数で良いと思っても選べば損、無駄な保険料支払いになってしまうようです。




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総合でまとめると選ぶべき1入院の日数は固定されます
■治せない病気の入院を補うためには1入院の日数は730日になる
■現状の保険料では保障に見合う保険料負担は1入院730日になる

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1入院とは一生涯で保障される日数になる


 

医療保険に入るための基本的な考え方


 

複数月入院したときの医療費負担額が分かればすべてが分かる


 

誰も重要に思っていない1入院の日数が保険選びの基準になる










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最終更新日  2012/03/25 04:50:35 PM
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