|
カテゴリ:人間
「第12回 三遊亭京楽チャリティー寄席」に行ってきた。
このチャリティー寄席は、三遊亭京楽さんが阪神大震災後、被災者のためにできることをしたいという真摯な思いから始まったものだという。 今年で12回目。寄席のメインはスーパー環境落語。 「環境落語」という分野は、次の世代に残せる自然環境を創るため、楽しみながら環境保護について考えていきたいとの思いから、京楽さんが創った分野。子供からお年寄りまで、笑いながら環境問題について向き合うことができる点がすばらしいとおもう。 今回の環境落語の舞台は2030年・・ 時は2030年…東京に新しい区が1つ誕生した。その名も「大江戸区」。 そこへ入るには関所で厳重なチェックをされ、着物とちょんまげにならなくてはならない。 そう、その区はまさに江戸時代。 電気もなければパソコンも使えない世界。 排泄物は高価な肥料として買われ、壊れたものは専門の行商人がいて修理をし、 何度も繰り返し繰り返し、モノを大切に使う生活。 そんな大江戸区を探索する「エコツアー」が物語の舞台だ。 バリバリ仕事ばかりする夫に対し、環境問題にとても関心の高い妻。 飲み屋のママに常連夫婦、オカマ、 全く違う環境で生活をしている様々な人達でツアーは始まる。 ツアーの中で江戸の良さに触れ、忘れていた、 人を思いやる気持ちや落ち着いた環境を思い出していく。 一番大切なモノは何か。 それに気がついたとき、感動の結末になる…。 寄席の後、京楽さんと一緒にゴハンを食べる機会を持つことができた。 11年連続して三遊亭京楽チャリティー寄席を続けてきたが、おととしの実施準備で体調を崩し、昨年は実施できなかったのだという。 そのとき、再開を望む若手企業家を中心にした有志たちが動いた。音響、設備、映像等の準備を分担し、更に一緒に内容をブレストして上記のような物語を完成させた。 京楽さんは終始笑顔で、これまでの歴史を振り返ってくださった。心に浸みるいい話だった。 今年の実行委員長とも話をした。この1年半の準備の間の苦労した点や課題と感じている点を教えて頂き、 「ボブさん、次回は是非一緒に実行委員をやりませんか?まだまだいいイベントになると思うから」とありがたいお誘いをいただく。 京楽さんはいう、 環境保護とかけまして、キノコとときます。 そのこころは。ほうしのちからで、どんどん大きくなるでしょう。 京楽さんや実行委員の皆さんは、一緒に仕事をしてみたい素敵な方たちだった。 もしお力になれるのならば、次回の開催時にはスタッフの中に入って「ほうし」をさせていただきたいとおもった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[人間] カテゴリの最新記事
|