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田中およよNo2の「なんだかなー」日記

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2004年06月28日
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カテゴリ:脱力系
早いもので谷村有美さんの曲をよく聞いていたのは10年くらい前になる。
最近はあまり、聞いていなかった。
だから、結婚されているのも知らなかった。

10年前の私は、高校生で今よりもはるかにウブだった。
できれば、タニムラさんみたいなお姉さんとデートして、ほにょにょ~って、様々なコトを教えてもらいたかったものだ。
それに、今だって、無念…、俺を待っててくれれば…

想像、もとい妄想と冗談はさておいて(>o<;)

ともかく、高校から大学の始めにかけて私は
谷村有美さんの曲をCDで聞き、毎週のラジオを楽しみとして、ライブがささやかなる御祭りだった。
タニムラさんのファンとはそういうものだった。

なにしろ、彼女はCDのアルバムとライブビデオの売り上げがほぼ同数という、稀有な人だった。
つまり、ファンといえば、コアなファンだけだったのだ。
曲のよしあしで判断する人はいない。
ビデオでも、CDでも全部買ってやるって人しかファンの大半だった。
私もその一人だった。

一方で毛嫌いする人もいた。

当時の私は才色兼備で、ピアノも弾けて歌も歌える女性に嫉妬でもしてるんだろうってバカにしてた。
それは、偏った見方だった。

きっと、タニムラさんの「カラ元気」が嫌だったのだろう。
どこか、ある種の人を苛立たせざるえないものもあった。

夜にフラレタ女性が翌朝のクラスで振舞うカラ元気と言えば、通じるだろうか。

当時の私はそれでさえも魅力的だと思った。
そういった、押しつぶされそうなくらい周囲に気を遣っている女性は素敵だからだ。

それに、カラ元気はバブルの恩恵を享受していないけど、きっといいことがあるさって信じていた世代が持っている一つの若さの振る舞いだったといえるのではないだろうか。
永井真理子さんだって、リンドバーグだってそうだった。

あのカラ元気はどこにいってしまったのだろう。

なんとかなるさって、実勢は不況に突入しているのに、言葉だけはバブルの乱痴気騒ぎを信じていた、幼い僕らのカラ元気は消えてしまっている。
だから、そういう90年代の空気を私は懐かしく感じてしまう。

2000年を超え、カラ元気の坂を上り、我々は開けた山の中腹で休んでいる。
その場所を「癒し」と我々は呼ぶのだ。
カラ元気に疲れた僕達は、ゆっくりとオブラードに包みながら再び、自我を表現し始めたのだ。

それは悲しくもある。
僕達はカラ元気さえもばかばかしくなってしまったのだ。
いや、もしかすると僕達ではなくて、私がなにかを失ってしまっただけなのかもしれないけれども。

なんだか、話がずれてしまった。

タニムラさんに話を戻そう。

改めて、タニムラさんのアルバムのジャケットとか見ると、いいですねえ。
うん、ほっこりとして、ちょうどいい感じがします。
デートも無理しなくてよさそう。
近所の公園でタニムラさん手作りのサンドイッチなんか、食べたらおいしそうです。
一緒に犬の散歩でもしたいですね。
くんくぅんって犬とタニムラさんを連れて、歩くんだ。
それで、大きな草むらでフリスピーを思いっきり投げるのだ。

今日の日記は妄想&社会評論という、奇妙な形になってしまった。
まあ、日記の新たな地平を開いたってことで。
オアトはよろしいでしょうか?

※谷村有美さんの、公式サイト http://www.yumi-tanimura.com/ に文中でリンクさせていただきました。
ありがとうございます。





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最終更新日  2004年06月29日 12時15分53秒
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