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カテゴリ:ほどよく
姉夫婦はエヴィスの服が好きである。
エヴィスは丸みのついた、マークがトレードマークである。 ジーンズの後ろポケットなどについている。 僕も洋服は好きなほうだけど、アウターが好きでパンツやジーンズはあまり気を遣わない。 というか、ジーンズは四本くらいしか持っていない。 そのうち二本はバンコクの休日の市場で買ったものだ。 靴にも無頓着だから、本当のおしゃれではないんだなぁ~。 さて。 この間姉夫婦が来た。 甥っ子兄もエヴィスのジーンズをはいていた。 後ろのトレードマークが華やかだ。 僕は部屋着のバンコクで購入したジーンズを履いていた。 甥っ子兄が僕に駆け寄ってきて足につかまった。 すぐに後ろに回りこんだ。 「あれ!!」 僕が振り返って、甥っ子兄の顔を見下ろすと、真剣に眺めていてる。 お尻の辺りだ。 「およよクン、なにもないねえ」 僕は意味がわからなかった。 甥っ子兄は僕にお尻を向けた。 ちょうど僕と甥っ子兄は互いに後ろのポケットを向け合っていた。 甥っ子兄が自分のポケットを指差した。 そこにはエヴィスのかもめのようなマークがあった。 「お父さんも、おかあさんもあるのにね~。なんでだろ?」 いや、なんでだろって言われても… 「うーん、ないものはないんだよ」と僕は言った。 甥っ子兄は首をかしげたままだった。 姉夫婦は爆笑していた。 僕も笑ってしまった。 単につられたわけではない。 甥っ子兄だと色々なことに興味を持ち始めたんだな、と僕までほほえましくなった。 プレゼントにはエヴィスの帽子でも買ってやろうかと思った、オジバカなおよよでした。 ※もっと、「なんだかなー」なら『目次・◎着飾り・買い物』まで お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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