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2006.06.11
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カテゴリ:発達障害

木曜日、6月8日、
朝、ハヤトンがいきなりやってきて、
「ぼくはおなかが痛いのに、おばあちゃんが無理やり
 学校に行かせる」
と言って逃げ込んできました。


あとで聞いたら、通学団の子に先に行ってもらえるよう、
連絡しに行っているうちに黙ってきたらしいです・・・




その日は、市の教育委員会が年に1回訪問して、
学校や授業の様子を参観する日でした。

ハヤトンは、そのことが気になって、
おなかが痛くなってしまったそうです。


4月の授業参観5月の学校の日も、おなかが痛くなっていて、
気になってました。

ハヤトンは、やりたくないときは機嫌が悪くなったり、かんしゃくを起こしたり
明らかに拒絶反応を起こしていたけれど、

周りのことや他人のことで緊張して、身体症状が出ることは今までなかったので。

「いけないと思うんだけど、いつ来るか心配で行きたくない」

これは、不登校の子の典型的な言葉ですよね。



それも心配になったけど、一方で、
自分の感情や感覚だけで動いていたハヤトンが、
他人の行動や環境に反応するようになった、

と私は成長したなあと思えるのです。



それで、学校に遅刻する旨を連絡し、「よくなったら行こうね」と横にならせました。
でも、電話したとき聞いたら、市の訪問は午後なので、
午前中行って、早引きしたほうがいいと思うんだけど、
それを言っても、
「いつくるかどきどきする」
と言って、結局2人とも眠ってしまって昼になり、休んでしまいました。


市の訪問も毎年のことだし、授業参観だって、今までなんともなかったのに、
突然怖くなってしまったようです。



それで、いい機会だと思って、
なぜ、怖くてたまらないのか、
なぜ、みんながやることができないのか、
やる気はあってもできないのか、
こんなに時間が取れる機会はもうないだろうと思い、

アスペの告知をしようと決めました。


どきどきハート   どきどきハート   どきどきハート   どきどきハート  どきどき

始めに先日の「ハートをつなごう」第1回を見せました。10分もたつと
「ぼくって発達障害?」と聞きました。

「何でそう思うの?」

「なんか、話してることがぼくと似てるから」

「そう思うの?」


で、もう見たくなさそうだったので、ビデオは止めて、

「発達障害かどうか知りたい?」

「うん」

「なんで?」

「そういう聞き方しないでよ」

・・・・意味不明だけど、困るらしい・・・・

「知らないより知った方がいいと思うの?」

「うん」






「そうだよ。ハヤトンは、アスペルガーで、ADHDっていう発達障害だよ」

「やっぱりそうか・・・・・・」

前から、 自閉っ子、こういう風にできてます!とか読ませてたし、
それで「ぼくって自閉症?」とか聞いてきたので何か思いがあるようでした。

それから、担任の先生に読んでもらおうとしていた
高機能自閉症・アスペルガー症候群及びその周辺の子どもたち
をだして、
「ハヤトンの行動だ~」と思うところにマーカーしてあったので、
そこを見せました。

「ぼくだ」

読んで、というか、この子はめちゃくちゃ読むのが早いので、
ほとんど見た瞬間、
言いました。


すごく納得したようです。



「でも、子どものときに、困ったことをどうすればいいか、
 ちゃんと教えてもらえば普通に大人になれるんだよ。
 大人になってもできないことは人に頼めばいいけど、
 今みたいに怒ってたら誰もわかってくれないから、
 『困ったから助けて』という練習をすればいいんだよ」


などと話しました。



障害者の話を学校でするとき、いつも「差別と区別」と一緒に教えます。
子どもに分かる言葉ですが、
差別とは
   他人の方が悪いとかだめだと決め付けて、いじわるしたりすること。
区別とは、
   男子と女子、
   手足が不自由な人と体中自由に使える人、
   大人と子ども、
   背が高い、低い、
    何かの条件でグループ分けすることで、どちらかがいい悪いではない。

先生は背が低いけど、
天井に届かないから蛍光灯を背の高い先生に換えてもらうのはだめなの?
目が悪くてめがねをかけるのはだめなこと?

そんな話をすると、少なくともその場は分かってくれます。




ハヤトンは障害者に対する偏見は今までとくにはなかったけど、
やっぱり、脳の障害ということでショックは受けていました。

それで、めがねの話をしました。

ハヤトンはうなづいて黙っていました。

私は思わず、お父さんも同じで「こんなことができなかった」
と言ってしまったので、
「もうやめて」

と言われて、向こうを向かれてしまいました・・・・・・



そして、2人とも寝ちゃった・・・・








結局休むことになったので、
午後は漢字とローマ字と算数「コンパスで長方形を書く方法」
そして県名が覚えられないと言っていたので、
白地図に行ったことのある県を書き込んで色塗りさせました。

午後にはすっかり元気になっていて、
いつもの勉強風景になりました。・・・つかれた・・・・


夕方先生から連絡があったので、昼間のことも話し、
もしかしたら特殊学級のほうがハヤトンの学力向上のためにはいいかもしれない、
という話をしました。


他人の評価でなく、大人になったとき、
障害も含めて自立した人間になってくれる方法をわたしは選びたいです。

偏見といじめから守るのは親の役目で、
少なくとも親が子どもに対して
「劣っているのではなく、適性学級がこの子の能力を伸ばすところだから」
という信念を持って、本人にも言い聞かせて、
それを理由にバカにするほうが人間として劣っているのだと、
自分たちの選んだ道が一番近道だと自信を持たせるのも大事だと思います。

今のまま小学校を卒業して、
中学校で絶対に適応できないより、今からケアをして、
進学するとき、希望している工業高校に行ければこの子にとって成功なのです。
そのときまでに、アスペでADHDな自分を知って、
自立、自律してコミュニケーションの仕方を習得できるといいなあ。


   この子のチチオヤは確実に該当者だから、フォローしてあげればいいんだけど、
   ・・・・・でも、そこまでの許容量は私にはないのです・・・・



高機能自閉症・アスペルガー症候群及びその周辺の子どもたち    自閉っ子、こういう風にできてます!

 ↑
 この本は新しいだけあって、今までたくさんの本でばらばらに書かれていた特性や対応策が
とてもシンプルに書かれていて、すっごく分かりやすい。
とりあえずの知識を得るのに最適だと思うです・・・・





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最終更新日  2006.06.11 22:36:30
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