スリランカ追想記・・・・・ギヒンエンナム つづき
さて、つづきです。もうこれ以上は引っ張りませんから、ウンザリしなくてもすみますよ。(笑)帰国当日、最後のお買い物をするためにマヒンダ君のトゥクトゥクに乗ってKEGALLE TOWN へやって来ました。あれ?なんだか騒がしいぞ。メンズが、ぎょうさんおるではないか~~~!!!スリランカのチャラ男、発見!もしかして、アタシが帰国しちゃうってんで「帰国、反対~!」なんてデモをしてくれちゃってるのかしら?・・・・・・・な~~んてことはなく、近辺にある学校の学生たちがパレードをしているだけのようでした。タイミング的に「またスリランカに来いよ~~!」と言われているようでアタシには関係ないことだとしても嬉しかった。(ポジティブ!ポジティブ!)買い物を終えて、あとは荷物を持って空港へ行くだけ。マヒンダ君「空港へは何時に行きますか?」アタシ「空港まで、たっぷり2時間はかかるからねぇ~。7時ぐらいに出発しましょうか?」マヒンダ君「わかりました。」そんな会話を交わして、マヒンダ君、どこかへ消えちゃいました。どっぷり2週間、アタシのために面白い場所を探してくれたりトゥクトゥクに乗って、連れて行ってくれたりしましたからね。仕事も再開しなくちゃ~!・・・・・・って感じなのかもしれません。夜になり、そろそろ出発の時間だわ。マヒンダ君、どこに行っちゃったんでしょ?仕事してたのかな?やっとご帰宅。マヒンダ君「お兄さんが来ますから、もうちょっと待っててください」あ、セノーリちゃんのお父さんも一緒に空港まで行ってくれるんですね。7時半を回った頃、セノーリパパご帰還。さぁ、急いで行かなくちゃ!マヒンダ君「ちょっと待って、ご飯食べてから。」ぐわぁ~~~っ!!!!!飛行機に乗り遅れちゃいませんか~~?!(焦)乗り遅れたら、もうマヒンダ君ちに居座っちゃいますよ~!一人焦っていたら、庭先に光る浮遊物体。一匹のホタルでした。小さなホタルを眺めながら、アンマたちと最後の夜を過ごせました。セノーリパパの食事も終えて、さて、いよいよ空港へ・・・・・。「ボホーマストゥーティ ギヒンエンナム」(どうもありがとう。また来ます・・・の意味です)ターッタやアンマに、お礼とお別れをしてトゥクトゥクに乗り込みました。急がなきゃ!急がなきゃ!アタシばかりが焦ってみたものの、運転しているマヒンダ君は悠長に構えてます。大丈夫なのか?間に合うのか?ま、何度も空港へは行ってるんだし、大丈夫だよな。途中で、対向車線に大きなトラックが停車しているのを発見。故障かな?え゛!?なんでトゥクトゥクを止めちゃうの?マヒンダ君、にこにこしながら対向車線に止まっているトラックに向かって声をかけます。トラックの下から、にゅ~~っと出て来た兄さん一人。マヒンダ君「あれは、ワタシの友達」いや、友達なのはいいけどさ!空港へ行かなきゃいけないんじゃん!!!トゥクトゥクから降りたマヒンダ君と、走り寄って来たトラック兄さん、しばしご歓談。ひぃ~~~っ!!!アタシ、日本に帰れますか~?!もうどうにもならないさ。マヒンダ君にすべてを委ねちゃうぞ!全責任は、マヒンダ君にあるんだからな!(頭の中はパニック状態)マヒンダ君とトラック兄さんとの数分間の会話はアタシにとっちゃ、数時間にも思えましたわ。(大汗)やっとトゥクトゥクを走らせてくれたマヒンダ君。今度こそ、空港まで直行してくれよ~!!!(懇願)マヒンダ君「アイヤー(兄さん)ここを曲がるんだっけ?」セノーリパパ「あ、そうそう、ここを左な」・・・・・・・・・・なんだか細い裏道に入っちゃいましたけど、空港までの裏道なんでしょうか?あ、あれぇ~~~~っ!?空港どころか、知らないお家に入っちゃいましたけどぉ~~~っ!!!マヒンダ君「ちょっと上がって行きましょう♪」アタシ「く、空港へは間に合うんでしょうか~~?」マヒンダ君「ダイジョウブ!」突然、寄り道しちゃったお宅は、セノーリパパの兄弟・・・・・・・・だったかな?もうあの時は、パニくってて話が聞こえてませ~~~ん。アタシとマヒンダ君のお義姉さんへのお土産に・・・・・とコレをいただきました。嬉しいですけど、どうやって持って帰ればいいんでしょうか~?!もうスーツケースもボストンバッグも破裂寸前のように荷物が詰め込んでありますし手荷物で持って行くにも、かさばるしぃ~~~。(大焦)それでも、わざわざ用意してくださったお土産ですからね。頑張って持ち帰りますよ。マママ、マヒンダ君、お願いします。今度こそ、空港へ向かってくださいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ。こうして、なんとか無事に空港へ到着いたしました。セノーリパパには、ここでお別れをしてマヒンダ君は、空港の中まで入って来てくれました。いつも一人で入ってましたからね。ほんの少しの距離ですが、寂しさは半減しましたよ。マヒンダ君「次は、いつ来ますか?」えぇ~~~っ!?それは、まだ決められませんよ~~!でもね、その言葉は、とても嬉しかったんですから。だって、また来てもいいってことでしょ。(もうアタシに社交辞令なんて通用しませんよ)こうして、2週間のスリランカ滞在を終えたのでした。さぁ、出国手続きしなくちゃいけないんだけど、こりゃ重量オーバーだろうなぁ。・・・・・・と思ったら、4キロほどオーバーしてましたけどスルー出来ちゃいましたよ。マヒンダ君が、トラック兄さんと立ち話するわ、お土産をいただきに寄り道しちゃうわでかなり焦りましたけど、ヘタに早く到着しなかったおかげで、出国手続きも待たされずに済みました。後は、飛行機に乗り込むだけとなった時NEGOMBOから電話が・・・・・。「今、どこ?」「空港ですよ~」「もう帰るの?」「うん、もっとスリランカにいたいんだけどね」「また来る?」「来る!来る!」「いつ来る?」「まだわかりませ~~~ん!」うぅ・・・・・切ない。切ない。せっかくスリランカまで来ていながら、NEGOMBOには行けなかったことがちょっとだけ悔やまれます。次回は、きっと会いに行くよ。・・・・・・・というワケで、今回の『スリランカ滞在記2010,Feb』は終わりですよ。