以下は、1978年7月31日、『新しい価値観の樹立』と題して有識者等に対して李相建先生自らが講義されたものを元に、ファミリー1979年10月号から数回に分けて掲載されたものの一部です。
タイトルは
第一章 共産主義戦略と既成価値観の崩壊
第一節 共産主義の統一戦線戦略と価値観の崩壊
(一) 統一戦線戦略
以下抜粋。
それでは彼らの統一戦略についてその概要を説明します。敵が複数ある場合、共産主義は同時に多くの敵に向かってゆくのではありません。まず敵のうちで一番大きい敵を孤立化させます。そのとき、第二、第三の敵とは手を握るのです。なぜ手を握ることができるかといえば、敵同士にはいつも矛盾がある、すなわち利害関係が一致しない免が必ずあると彼らは見ているからです。
共産主義にとってA、B、Cという敵があるとします。彼らにとってAが最も大きな敵であり、B、Cは第二、第三の敵であるとすれば共産主義はBとCに接近してゆきます。AとB、AとCには利害の対立がありますからB、Cと同じ立場に立って、Aに対する彼らの不満や不平を承認してやるのです。
さらに彼らの戦略には、もう一つの方向があります。A、B、Cを国歌の指導層とすれば、そこには大衆a、b、cがいます。彼らは、大衆に接近して指導層との離反を謀(はか)ろうとするのです。すなわち彼らは国家の指導層に接近しながら、一方で指導層と大衆の間を切ってしまうのです。大衆をして指導層に対して不平、不満を募らせるように仕向けるのです。指導層B、Cとは手を握って共同戦線を張る立場にあるにもかかわらず、大衆に浸透して指導層と離間せしめるのです。これがすなわち彼らの統一戦線です。
…(省略)…
……このようにして自由主義社会の人間は上下、前後、左右にみな情的関係を持っています。だからたとえ争うにしても基本的には情的な結び付きがあるのです。
けれども共産主義ははそうではありません。共産主義は、これらの関係を徹底的に切ってしまっても少しも良心的な呵責を受けません。AとBとCがあり、共産主義がBとCと手を握った場合、普通は利害関係があっても何か情的なつながりがありますが、AとB、AとCの間に徹底的に敵愾心を起こさせて怨讐関係にまでしようとします。Aに少しでも人間的な誤りがあれば、それを針小棒大に宣伝してそのようなものは徹底的に批判しなければならない国民の敵である、などと一番悪い者として表現します。その代わり共産党はBやCとは非常に仲良くします。BやCとの間には緊密な関係を持ってからAを悪くいうのです。そうすると信じる人がいうのだからAは本当に悪い人にされてしまいます。また何も事実でないことを捏造して宣伝して、AとB、Cとの関係を怨讐関係にまで誘導します。人間が本来持っている上下、前後、左右の関係を全部切ってしまうのです。これが共産主義のやり方です。
カテ・統一教会、「共産主義の統一戦線戦略」の餌食になっていないですか。
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