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カテゴリ:PC・ネット将棋・ゲーム・道具・玩具
前回の記事について、(知り合い筋も含めて)どうも今一つ話が通じていないように思います。
そうした点を踏まえて補足してみたいと思います。 まず、敢えて『過激』と前置きしています。 今迄に(恐らくは)語られてこなかった新しい提案であり、一種の発想の飛躍であり、誤解を生み易いものである事は覚悟しています。 僕自身も、最初は「永久に会員停止」でいいんじゃないかと思っていました。 しかしよくよく考えれば日数を定めてもいいし、そちらの方が相応しい処置であるという考え方に今はなっています。 日数の候補としては、3日・7日・10日とか、もっと長い案もあるかも知れませんが。とりあえず3日くらいで別にいいんじゃないかと思います。(1日や2日でもいいです) そのくらいでも充分に抑制の効果はあるでしょう。 『故意の角不成』ーーこの一言で、将棋やネット将棋を長くやっている人ならばその意味は分かる筈だと思います。飛でも歩でも有り得る事ですが、代表として角の不成、これで充分に意味が通じる筈なので以下は『故意の角不成』で通します。 『故意の角不成』が何故いけないのか? そもそも『故意の角不成』って何なのか? どういう位置付けにあるのでしょうか? マナーやモラル、はたまたルールに抵触する行為は他にも色々あります。 助言や、駒を手の中に握り込む行為。ソフト指し、本を見ながら指す行為。 局中感想戦(自分に対局中に隣の感想戦に加わる人も)、空咳に駒の空打ち。 やたらと時計のボタンを押し続ける人もいれば、対局中に漫画や小説等を読む人もいたりします。 「あの人は空咳をよくする人だ」とか、そういう人は時たま話題になる事もあるし、それを聞いた人は決して褒められたものではないと瞬間的に感じるでしょう。 しかしこれまでに町道場や大会会場で、『故意の角不成』についての話が出た事という記憶はあまりありません。僕自身の経験ではこれまでに二、三度あったくらいかと思います。 でも一旦話題となれば、やはりその行為は褒められたものではない事は暗黙の了解的にその場にいる人は感じるでしょう。そう考えると『空咳』レベルなのかも知れません。(ちょっと、この~レベルについてはあまり深くは考えていませんが……) (結局の所、その場では『ムッ』として、だけどその後では忘れていまうようなレベルと言えるかも知れません) 『故意の角不成』常習者というのは、「民度が低い」と言えばいいのでしょうか。この民度については、生活水準のようなものではなく、ネット用語的に捉えた方が分かり易いかと思います。 空咳はネットではやりようがないし、当然禁止のしようもないし必要もない。 だけど『故意の角不成』は、まさにネット将棋独特の悪習です。 だからこそネット将棋の運営者には、『故意の角不成』が横行する現状を踏まえ、そして環境の改善を考える責任があるーーそう思い至りました。 繰り返しますが、これはアイディアです。 これを読んでいる貴方。貴方の先見性が問われています。(大して読む人はいませんが……) なんて妙な煽り方をしてみます。 僕自身がようやく最近になって思い付いた事で、「先見性がなかったな……」と思っている所ですが。 自分の先見性が問われている、と考えて下さい。 この意見に賛成しておけば良かった、後になって思うかも知れません。 別にそんなものに賛成しておいたからと言って、後になって溜飲を下げるというのは所詮は自己満足に過ぎないものですが。誰に対して何の証拠もないものですし。 だけどそういう事を意識して生きている人は結構いるんじゃないでしょうか? ソフト指しが何故いけないのか? 真面目にそれが分からない人だっているようです。 ある意味「文化が違う」と言えるかも知れません。 『故意の角不成』について、やってる殆どの人に好意は無い筈です。棋譜としての意味もありません。 しかし野放しにしておく事によって、そうした将棋を日常的に見る初心者や子供が、慣れたり疑問を持たずに受け入れる可能性がある。 ある種の「おかしな文化」を生み出す温床となるかも知れないのです。 『故意の角不成』をなくせるものならなくしておくに越したことはないと思います。「民度の低さ」を生み出す要素をわざわざ残す必要はないでしょう。それが業界の良心ではないでしょうか? 良識ある人ならばそういう方向で考えるべきかと思います。 仕様として角不成を出来なくするとしても、終盤では打ち歩詰関係で必要な場面もあります。何手目までだったら絶対に有り得ない、という研究は出来るでしょう。具体的に何手まで伸ばせるものか即座には何とも言えませんが。 流石にコンピュータにその判定をさせて、必要な時に自動的に「成・不成」の選択が現れる、というのはやり過ぎだと思います。それでは不成が正解である事が分かってしまいます。どちらか怪しい場合に現れるようにする、というのは中々難しいのではないかと思います。 プロの実戦にも、不成の直後に詰むわけではなく打ち歩詰を避ける事によって攻めの継続を図ったという非常に難しい将棋も実際に現れました。 これを読んだ方(少ないでしょうが……)には、そういった諸々の事柄をよく考えて頂けたらと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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