インキ止め万年筆2本目(2)
落札したインキ止め万年筆にはパイロットのブラックを入れました。日本の万年筆には黒がよく似合うと言う、勝手な思い込みです。思った通り、良くしなります。タッチもカリカリせず、かといってヌラヌラでもなく、適度なゴリゴリ感というか何というか不思議な書き味でうまく表現できませんが、「カリカリキリキリの細字」嫌いの私でもこれなら大丈夫です。エボナイト芯とインクがまだあまり馴染んでいませんがフローもそこそこあるようです。線を走り書きするとビュッと鳴いてインクのしぶきが飛びます。私が現在所有している日本製万年筆です。全てパイロットのブラックインク入り。インキ止め式が2本、プランジャー式が1本(一番右)。このプランジャー式は一見オノトに見えますが、久保工業所製の精巧なレプリカオノトなので日本製としてカウントしています。