Honey & Milk

とっても怖くて有名らしい。
今度のチビアンの担任の先生。
[壁]・m・) プププ

廊下に並ぶ時の私語や、話を聞いていない等、

「コラ　そこーーーーっ！！！！」

と、真面目に話を聞いている人までも全員が
ビクッと緊張する。らしい。
[壁]・m・) プププ


チビアンは、今日は○○君が怒られて泣いた。
今日は△△美ちゃんが怒られて泣いた。
と報告してくれるのだけど、
なかなかチビアンの話が出てこない。

私は痺れを切らして訊いてみた。

「チビアンちゃんは怒られてないの？」

「怒られた。」

「そうこなくっちゃ♪」

「・・・・。なんでそんなに嬉しそうなの？」

「他所の子なんか、どーだっていいのよ。
　ママはチビアンちゃんが怒られた話を聞きたいの！」

「やだぁ。」

「聞きたい　聞きたい　聞きたいよーーーーーーっ！」　(子供か？)

足をバタバタさせて、せがむと
チビアンは嫌々ながらも話し始めた。



「チビアンちゃんね、授業中に『ねり消し』をぴんぴん伸ばして
　たんだよね。」


「うんうん、それで？」←ワクワク。


「そしたら先生が、すごーい大きい声で
　『チビアン！何やってるんだー！！』ってとことこ
　歩いてきて、『それは何だ。見せてみなさい！！！』
　って言ってさー。」


「うんうん。」←先が早く知りたい。


「チビアンちゃん、もうどーしよーっ　゛(ノ><)ノ　
　って思って、クラス全員こっち見ててさぁ。」


「それでどうしたの？」


「ちょうどキャップも持ってたから、
　『キャップです。』って言いながら、『ねり消し』を
　椅子の下に落とした。」


「ええーっ！？　それってバレるだろーっ。
　スゲー怒られちゃうんじゃなーい？」←ドキドキ


その後、先生が「ん？何か椅子の下に転がったぞ。」と言うので
チビアンは「キャップです。」と言い張ったそうな。

先生は椅子の下を覗き込み、ソレが『ねり消し』だと判ると
「なんだ、ねり消しじゃないか。・・・ε＝(＞ε＜) プーッ!!」となり
笑いが止まらなくなってしまったそうな。


・・・・。
「それって、次は通用しないわよ。」と私が真剣に言うと
チビアンは緊張した面持ちで頷いた。

それは次の手を考えているようにも見えたけれども。