総合辞書類医薬の翻訳をしようという方のなかには、 とりあえず大きな総合辞書をどれか一冊持っておけば… と思っていらっしゃる方もおられるかもしれませんが、 それは大きな間違いです。 総合辞書に載っている用語はあくまでも最大公約数的なもの。 実際の仕事には、とても間に合うものではありません。 それぞれの分野の専門辞書をきちんと揃えておかなければ、 商品といえる翻訳にはならないのです。 総合辞書は、翻訳の勉強を始めるに当たってまず購入し、 仕事ができるレベルになるまでには、 そこに載っている基本用語は調べる前からおよその見当がつく、 ぐらいの「用語感覚」が身についているのが理想かもしれません。 * 広川ドーランド図説医学大辞典(広川書店) トライアリストではこの辞書が指定されていて、入会時に購入します。 逆引きになっているので、最初は戸惑うかもしれませんが、 慣れるとむしろ調べやすいのではないかと思います。 * 南山堂医学大辞典(南山堂) 最新医学大辞典(医歯薬出版) 医学書院医学大辞典(医学書院) ステッドマン医学大辞典(メジカルビュー社) CD-ROMステッドマン医学大辞典 for Windows Mac版 こっちは持っていません。 * 南山堂医学大辞典CD-ROMプロメディカ(南山堂) こっちは持っています。 ただ、最近はほとんど使っていません。 「よく使う」という方が、なぜよく使うのかがよくわからないんです。 私と同じことをおっしゃる翻訳者さんがほかにもいらっしゃいましたが、 この差は何なんでしょうか、よくわかりません。 |