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ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

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Nov 12, 2006
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「ため息」

 今日は室内楽ワークショップに参加し、二曲受講してきた。前半は先月のレッスン時と同メンバーで同じ曲。(ピアノ:エリカ、バイオリン:僕、ビオラ:ハンナ先生、チェロ:ナンシー)

 講師の先生はつかずに、ビオラのハンナ先生が弾きながら指導するという形式で、今回は終楽章に取り組んだ。
 先月は1楽章で受講したので、それじゃぁ次回は2楽章、ということにはなっていたものの、僕はどうしても2楽章はイヤだったので、事前にみんなにメールを送りつけて口説き落とし、無理やり4楽章に変更してもらった。自分で言い出したからにはきちんと弾けてないと格好がつかないから、大慌てでさらった。もう後には引けないという焦燥感にレッスン直前まで苦しんだけど、結果的にはいろいろと勉強になったので良かったと思ってる。

 それに、曲が完璧に書かれてることに異論の余地は全くない。三連符で合いの手が入ったり、旋律が五連符で揺れたりするとこなども、実に効果的に響くように書かれている。なにより僕はこの編成(ピアノ四重奏)が気に入っている。

 ハンナ先生のご指導によると、強拍が一拍めではなく小節の真ん中とか拍のウラに来るのがこの楽章の最大の特長。そういう意外性や不安定性を活かすため、先生ったら、わざと弾きにくい弓づかいを我々に強要し、決して心地よく快い音楽にならないようにと強調なさった。

 そして、そのジプシーの舞踊用ともとれるようなクセの強い音楽のなかで、随所に出てくるピアニッシモとかの「ため息」の部分もさらに大切とのこと。なるほどと思った。

 ところで、この曲のバイオリンの譜面は4楽章だけでも七ページもあって、弾いてるとすごく長い曲に感じる。だけど僕の持ってるCDの演奏は超アレグロ。わずか10分ぐらいで弾き切ってしまう。
 思わずため息をつくほかない。





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最終更新日  Nov 17, 2006 07:42:25 PM
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