カテゴリ:映画、テレビ
「失恋レストラン」
現在NYリンカーンセンターで催されているスペイン映画祭から、Mediterranean Food とかいう題名の喜劇を鑑賞した。ホアキン・オリストレル監督。 劇場は満員御礼、スペイン人らしい観客も多数。 海辺の小さな町で生まれ育ったお転婆娘(←死語?)の話。二人の男を悩殺/翻弄しながら、料理人としての頭角を現していく。 快活なテンポでどんどん話が先に進むのは小気味いい。みんな自己チューなんだけれども、さすがは南欧、ほんとに陽気だし、人生を楽しむのが上手い。失恋してもただでは起きない。仕事でも遊びでも失敗を笑い飛ばして前に進む。面倒なことはマニャ~ナ~(=明日)。常に右手には煙草、左手には葡萄酒。 海鮮料理の映像も次々と出てきて、観ててヨダレ大放出。 興味深い台詞もあった。食材を活かしつつ味付けにもこだわることはもちろんだが、その瞬間の即興性も大切、とか、心の乱れが料理に出てしまう、とか。楽器の演奏などあらゆる芸術表現と共通するものがある。 この映画、今まで自分が観たスペイン映画で最も気に入った。←あんましスペイン映画観たことないけど かなり客ウケしてたので、今回の映画祭での上映だけにとどまらず、近い将来、正式に米国内で劇場公開されそうな予感。もしかして日本でも配給されるかも。 ところで、女性の料理人を描いた近年の映画といえば、「マーサの幸せレシピ Bella Martha/Mostly Martha」(2001年ドイツ)と「幸せのレシピ No Reservations」(2007年アメリカ)あたりか。 いかに料理が美味しそうに撮られてるかも大切。 ![]() ↑リンカンセンター付近の今年のクリスマス装飾はこんな感じ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Dec 17, 2009 09:32:47 AM
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